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フットサル日本代表、初戦黒星もアジアカップグループステージ首位突破

第3戦で2得点の活躍を見せた清水和也(中央)と駆け寄る吉川智貴(左)、金澤空 [写真]=AFC

 9月27日に開幕したAFCフットサルアジアカップクウェート2022は、10月2日にグループステージの全日程を終えた。

 フットサル日本代表は28日の初戦で、サウジアラビア代表と対戦。2014年以来8年ぶり4度目の優勝が期待されるなか、3分にクレパウジ・ヴィニシウスが左足でゴールを突き刺し幸先の良いスタートを切る。しかし、その後はチャンスを作りながらも追加点を奪うことができずに時間が経過すると、7分を過ぎサウジアラビアがGKフムードをハーフまで上げる戦術を使い日本ゴールを脅かす。11分にはそのフムードが起点となり、同点弾を許してしまう。さらに15分にもGKフムードが起点となった攻撃から逆転を喫した。

 1点ビハインドで迎えた第2ピリオドでも、日本は幾度となくチャンスを作る。しかし、日本を研究しつくしたサウジアラビアが精度の高い予測と体を張った守備を見せ、苦戦を強いられた。5分を切り、オリベイラ・アルトゥールをGKに置いたパワープレーで得点を狙う日本だったが、GKの好セーブやサウジアラビアの集中した守備の前にゴールをこじ開けることができず1-2で敗戦。優勝候補と目される日本にとって、痛恨の黒星となった。

初戦で先制点を挙げたクレパウジ・ヴィニシウス [写真]=AFC

 しかし、30日に行われた第2戦では韓国代表に対し、常にイニシアチブを取りながら試合を展開する。6分にアルトゥールが放ったシュートがオウンゴールを誘発し先制に成功すると、7分にもアルトゥールが追加点。韓国が早い段階でパワープレーを仕掛けるが、集中した守備を見せながら第1ピリオド終盤にはセットプレーから水谷颯真が今大会初ゴールを挙げ、3-0で折り返した。

 第2ピリオドも終始ペースを握り、28分に石田健太郎、29分に金澤空がゴール。2得点とも第1試合では出場機会のなかった長坂拓海のアシストから生まれ、チームの一体感や選手層の厚さを印象づけた。長時間パワープレーを受けた日本だったが、36分には吉川智貴が代名詞ともいえるパワープレー返しで6点目を挙げる。初戦の敗戦により囁かれた不安の声を払拭するかのように完封勝利を収め、グループステージ突破は最終戦の結果に委ねられることになった。

韓国戦で得点を挙げ喜ぶ日本代表の選手たち [写真]=AFC

 第3戦のベトナム代表戦は、勝利が絶対条件。加えて1位通過には、2点差以上での勝利が必要となった。1位通過を目指す日本は、序盤から攻勢に出る。6分には自陣の石田が前線に送ったボールを清水和也が収め、相手の激しいチェックに遭いながらも強引にシュートを放って先制点をもぎ取った。試合を追うごとにGKを含めた5人の連係やシュートの精度が上がる日本は幾度となくチャンスを作るが、次の1点が遠く1-0で第1ピリオドを折り返す。

 第2ピリオドでもゴールをこじ開けることができないまま、ベトナムがパワープレーを開始。ボール回しで時間を使われ、刻一刻と残り時間が少なくなっていく。キャプテンのアルトゥールがラフプレーで警告を受けるなど焦りも見え始めた36分、そのアルトゥールがはたいたボールを左サイドの清水が受け、深い位置から反転してシュートを放つ。これがゴール右隅に突き刺さり、日本が待望の2点目を挙げた。その後もベトナムはパワープレーを続け、終了間際に決定的なチャンスを作られてしまう。しかし、これを日本の守護神・イゴールがしっかりと止めて試合終了。2-0で完封した日本が、グループ1位でノックアウトステージ進出を決めた。

喜びを爆発させる清水和也 [写真]=AFC

 木暮賢一郎監督は1位通過を受け「叱咤激励をしてくれる方、応援をしてくれる方、また批判をしている方など称賛も批判も含めて、それが代表チームだと思っています。結果オーライということではなく、我々のサウジアラビア戦の敗戦はしっかりと受け止めないといけないですし、それを学びに変えることができた結果、1位で通過できました。苦しい状況のなかで、精神的にもタフに戦ってくれた選手たちを誇りに思います」と安堵の表情を見せた。

 ベスト8に進んだフットサル日本代表は、日本時間4日20時からインドネシア代表と対戦する。

取材・文=しょうこ

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