E-1韓国戦にトップ下のポジションで先発出場した猶本光 [写真]=六川則夫
『EAFF E-1サッカー選手権2022』に臨んでいる、なでしこジャパンのMF猶本光が20日、オーストラリアとニュージーランドが共催する女子W杯開幕までちょうど1年となったこの日に、世界一の座を奪還することの重要性について言及した。
猶本は19日に行われたE-1の韓国戦にトップ下のポジションで先発出場。先制点の起点となるパスを出すなど、チームの勝利に貢献したが、韓国の圧力やロングボールに苦しんだことを認め、前線でセカンドボールを収めるなど「もっと時間を作れたり、できた部分はあったかなと思う」と課題も口にし、W杯に向けて「プレーの幅やできることを増やして、今までやってきたように成長していきたい」と意気込んだ。
また、 来年の7月20日に開幕する女子W杯まで、ちょうど1年となったことを受け、自身がW杯に出場することの意味を問われると、「出場することがゴールではなくて…」と切り出し、「2011年の優勝から私たちの環境が変わったと感じていて、代表選手は日本の女子サッカー界の価値を変える責任を背負っていると思う」と主張。もはや個人の問題ではないことを強調し、2度目のW杯制覇に向けて強い決意と自覚を口にした。
「いま自分がその立場にいて、もう一度W杯で優勝することで2011年から衰退してきた日本女子サッカーの盛り上がりを、価値をどうにかあげたいと思っている。自分が出るチャンスを掴み取るというよりは、その後を考えて優勝するためにと考えています。だからメンバーに入る入らないよりも、もし出たときには自分が良いプレーをして日本が優勝できるように貢献したいと考えています」
By サッカーキング編集部
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