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【E-1選手権】ライバル国の注目選手を一挙に紹介

2022.07.18

[写真]=Getty Images

 明日19日、EAFF E-1サッカー選手権が開幕する。日本代表は、男子は韓国からの王座奪還に向けて、女子は連覇を懸けて大会に臨むことになるが、そこには各国の精鋭たちが立ちはだかる。日本代表がとくに警戒すべき、ライバル国の注目選手を紹介しよう。

韓国代表(男子)

◉FWチョ・ギュソン(金泉尚武)

[写真]=Getty Images


188センチの長身を生かしたポストプレーを強みとする24歳のストライカー。兵役のため軍隊チームの金泉尚武に入隊後、徹底的な肉体強化でポテンシャルが開花し、今季Kリーグでは韓国人最多タイの21試合12得点を記録中。昨夏の東京五輪メンバーからは落選したが、A代表には同年9月の初招集から定着しており、自らのロールモデルとするファン・ウィジョと定位置を争う。なお、アンダー時代含めて日本代表との対戦は今回が初めて。

◉DFキム・ヨングォン(蔚山現代)

[写真]=Getty Images


今回の韓国代表で最年長のセンターバックが、自身4度目のE-1選手権に挑む。初招集含め東京五輪世代以降の選手がメンバーの半数を占めるだけに、国際Aマッチ94試合出場の豊富な経験とリーダーシップで若いチームをけん引できるか。何より、日本とは昨年3月に0ー3で敗れて以来の再戦なだけに、キム・ヨングォンとしても雪辱に燃えていることは間違いない。クォン・ギョンウォンとの“新旧ガンバ大阪CBコンビ”が見られるかも注目だ。

韓国代表(女子)

◉FWパク・ウンソン(ソウル市庁)

※写真は2014年のもの  [写真]=Getty Images


今年6月に7年ぶりに代表復帰した35歳のベテランFW。身長182センチ、体重90キロの恵まれた体格で、空中戦では無類の強さを発揮。それだけでなく、豪快なミドルシュートなどの飛び道具も併せ持つ。今大会が久しぶりのAマッチ出場となるが、コリン・ベル監督は「試合の流れを一気に変えられるカード。展開次第では積極的に投入する」と“ジョーカー起用”を示唆。韓国の新しい切り札として、なでしこジャパンの脅威となる存在だ。

◉MFチ・ソヨン(水原FCウィメン)

[写真]=Getty Images


INAC神戸レオネッサで活躍し、チェルシー女子の10番を8年背負った韓国の絶対的エースが、2013年大会以来となるE-1選手権に出場する。自身のキャリアにおける代表初優勝へ並々ならぬ闘志を燃やしており、とくに初戦の日韓戦に向けては「優勝のために倒さなければならない相手。むしろ初戦が日本で良かった」と必勝を誓う。もっとも、今年5月に水原FCウィメン加入後、登録上の都合でいまだリーグ戦出場がないため、実戦感覚の不足が懸念される。

中国代表(男子)

◉DFジャン・グァンタイ

[写真]=Getty Images


 中国代表史上5人目の帰化選手にして、守備の要。リヴァプールで生まれ育ち、10歳からエヴァートンの下部組織で鍛えられ、20歳でプレミアリーグにデビューした。その後、3クラブへのローンを経て、2019年に広州恒大に移籍した際に中国国籍を取得。母方の祖父が広東省出身の料理人で、その妻は有色の英国人だ。今季は上海海港への移籍を望んだが、結局そのまま広州にとどまることとなり、モチベーションが疑問視されている。それでも代表には欠かせない存在だ。

◉MFダイ・ウェイチュン

※写真は2019年のもの  [写真]=Getty Images


 香港で生まれた好タレントは、13歳でレディングのユースに飛び込み、イングランドやオランダで研鑽を積んだ。2020年7月にウォルバーハンプトンから深圳FCヘ移り、中国代表を目指すと公言。初年度から印象的な活躍を披露したことで、中国サッカー協会が帰化に動き、今年1月の日本戦で中国代表にデビューした。中盤ならどこでもこなせる汎用性と底の知れないスタミナ、決定機を演出する創造性、優れた得点力を有し、将来性も期待されている。

中国代表(女子)

◉MFタン・ジャーリ

[写真]=Getty Images


 復権した中国女子代表の象徴的存在の一人。過去8年にわたって代表に呼ばれ続けてきたアタッカーは、今年の女子アジアカップで4得点──韓国との決勝で反撃の狼煙を上げるゴールを含む──を記録し、2006年以来5大会ぶりの優勝の原動力となった。クラブレベルでは、2019年に江蘇女子の一員として中国女子スーパーリーグを制し、2021年夏にはトッテナムに期限付きで加入。イングランドでは思うような結果を残せなかったが、スピーディーな仕掛けはアジアで通用するはず。

◉MFワン・シュアン

[写真]=Getty Images


 2018年にアジア女子最優秀選手に輝き、国内の同賞に4度も選出されている中国女子代表の中心選手だ。17歳でA代表初キャップを飾ると、女子W杯と五輪に2度ずつ出場し、今年の女子アジアカップでは、日本との準決勝で負傷したものの、計5得点3アシストと活躍した。大連女子と武漢江大で中国女子スーパーリーグを2度ずつ制し、18ー19シーズンにはパリ・サンジェルマン女子でも充実した時を過ごした。状態が万全ならば、高いスキルで敵を翻弄するだろう。

香港代表(男子)

◉MFタン・チュン・ロ

※写真左  [写真]=Getty Images


 高校時代にイングランドに奨学生として留学し、14歳でプロ契約を打診された才能の持ち主。出生地に帰還すると、初年度は横浜FC香港で福田健二らとともにプレーし、その後、ペガサスと大埔で2シーズン連続で香港プレミアリーグの最優秀若手選手に選出されている。中国本土からも注目されるようになると、2018年に広州城へ移籍。徐々にポジションをつかんでいくと、今季には初得点を記録。中盤より前ならどこでもこなせる好タレントが、香港の浮沈の鍵を握る。

チャイニーズ・タイペイ代表(女子)

◉FWスー・ユーシュエン

[写真]=Getty Images


 地元メディアから“ゴールマシン”と呼ばれる若きエースストライカーだ。弱冠16歳で台中ブルーウェイルの一員としてリーグを制し、高校卒業時にはすでに3連覇を達成していた。2020年に岡山湯郷Belleへ移籍したものの、思うようなパフォーマンスは見せられず、2021年に台中に帰還。そこで4度目のリーグ優勝を遂げた。今シーズンも好調を維持しており、本稿執筆時点でリーグ得点ランキングのトップに立っている。その実力を代表でも発揮したい。

文(韓国)=姜 亨起(ピッチコミュニケーションズ)
文(中国、香港、チャイニーズ・タイペイ)=Ming Zhao(趙明)、翻訳=井川洋一

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