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日本、4連戦の初戦を快勝で飾る! 浅野、三笘らのゴールでパラグアイを撃破

2022.06.02

浅野拓磨は先制ゴールで快勝に貢献 [写真]=金田慎平

 キリンチャレンジカップ2022が2日に行われ、日本代表とパラグアイ代表が対戦した。

 日本代表はパラグアイ戦を皮切りに、怒涛の4連戦に臨む。FIFAワールドカップカタール2022まで残りの時間が限られる中、国内組と海外組を共に招集することのできる貴重な実戦の機会だ。この日のスターティングメンバーは新鮮な顔ぶれに。シュミット・ダニエル、鎌田大地、堂安律、三笘薫らが先発に名を連ね、初招集となった伊藤洋輝もスタメン入りを果たしている。

 試合は序盤から日本が前への圧力を強め、攻撃の機会を多く作り出す。5分、左サイドを駆け上がった伊藤がマイナスへ送ると、最後は堂安が左足でフィニッシュ。この一撃はパラグアイのGKサンティアゴ・ロハスにセーブされた。直後のCKでは遠藤航が味方からの落としに反応するも、シュートはわずかにゴールの上へ。

 10分には日本の“ドリブラー”が左サイドで魅せる。三笘が1対1の仕掛けから相手を置き去りにし、マイナスへ。待っていた鎌田は左足で狙うも、シュートはポストに嫌われた。27分には敵陣でのパス回しから、最後は三笘が右足でシュートを放つも、GKの正面へ。

 対するパラグアイも反撃。29分には左サイドの高い位置でボールを受けたブラス・リベロスが左足でミドルシュートを狙うも、シュミット・ダニエルがパンチングで難を逃れる。続く30分にはペナルティエリア手前で得たフリーキックをオスカル・ロメロが直接狙うも、再びシュミット・ダニエルが立ちはだかった。

 徐々に日本がチャンスの数を増やすと、36分に均衡が破れる。左サイドの低い位置でボールを持った伊藤が前線へロングフィードを送ると、浅野拓磨が収め、原口元気へ落とす。ボールを受けた原口はそのまま持ち運び、背後へスルーパスを送ると、これに反応したのが浅野。持ち前のスピードを活かしてDFラインの裏に抜け出すと、GKと1対1のチャンスでループシュートを沈め、日本が先手を取った。

浅野拓磨

浅野がゴールショーの口火を切る1点目 [写真]=金田慎平

 この後も浅野は攻撃面で効果的な場面を演出。39分、山根視来が浅野とのワンツーからペナルティエリアに侵入し、フィニッシュまで持ち込むも、シュートはGK正面へ。

 勢いに乗った日本は42分、右サイド高い位置でボールを持った堂安が得意の左足でクロスボールを送ると、走り込んだ鎌田が頭で合わせる。相手GKの意表を突くヘディングシュートがネットを揺らし、日本が追加点を記録した。

 日本の2点リードで折り返した後半、3名のメンバーチェンジを実施。吉田麻也、遠藤、浅野が下がり、板倉滉、中山雄太、前田大然が投入された。

 後半も日本がボールを保持して追加点を狙うも、最初に決定機を作ったのはパラグアイ。59分に敵陣でボールを奪うと、ペナルティエリア手前でボールを持ったデルリス・ゴンサレスが右足を振り抜く。強烈な一撃がゴールに突き刺さり、パラグアイが1点を返した。

デルリス・ゴンサレス

パラグアイも後半に1点を返した [写真]=金田慎平

 1失点を許した日本も即座に攻撃へ。60分、原口が中央で相手DFをかわして左に広げると、ボールを受けた三笘は見事なファーストタッチから落ち着いてループシュートを沈める。日本がこの日3得点目を奪った。

三笘薫

三笘はチームにとって3点目となるゴールをゲット [写真]=金田慎平

 止まらない日本は69分、右サイドで前を向いた堂安がスルーパスを送ると、背後に抜け出した鎌田大地が相手GKに倒されてPKを獲得する。このPKは堂安がキッカーを務めるも、右下を狙ったシュートは相手GKロハスに防がれてしまった。

 81分にはこの日攻撃の中心として存在感を放つ鎌田が自らチャンスを創出。ペナルティエリア手前でボールを受けると、細かいタッチで相手DFをかわしながら前進する。最後はタイミングをずらして狙うも、シュートは相手GKに防がれる。こぼれ球を前田が左足で狙うも、大きく枠を外れてしまった。

 続く85分、左WGにポジションを移した前田が、サイドライン際のスルーパスにが反応する。一度は相手に奪われるも、前田が素速いプレスバックで即座にボールを奪取。パスを受けた鎌田が中央へ送ると、途中出場の田中碧が右足で狙い澄ました一撃を放つ。シュートはゴール左側に吸い込まれ、日本が再びスコアを動かした。

 その後も日本代表は攻撃の手を緩めず、最後までゴールを脅かしたものの、これ以上の追加点は生まれず。試合はこのままタイムアップを迎え、日本がパラグアイを4-1で下した。

 この後、日本代表は6日に『国立競技場』でブラジル代表と対戦し、トーナメント形式のキリンカップサッカー2022に臨む。一方、パラグアイ代表は移動を挟み、10日に韓国代表と対戦する。

【スコア】
日本代表 4-1 パラグアイ代表

【得点者】
1-0 36分 浅野拓磨(日本代表
2-0 42分 鎌田大地(日本代表
2-1 59分 デルリス・ゴンサレス(パラグアイ代表)
3-1 60分 三笘薫(日本代表
4-1 85分 田中碧(日本代表

【メンバー】
▼GK
シュミット・ダニエル
▼DF
山根視来
吉田麻也(46分 中山雄太)
谷口彰悟
伊藤洋輝
▼MF
遠藤航(46分 板倉滉)
原口元気(61分 田中碧)
鎌田大地
▼FW
堂安律(71分 久保建英)
浅野拓磨(46分 前田大然)
三笘薫(71分 古橋亨梧)

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