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日本代表は下馬評を覆せるのか…対戦国は“2強2弱”のE組突破に楽観的「スペインが敗退したら歴史的な大惨事」

ドイツ、スペインと同居する日本代表 [写真]=Getty Images

 日本代表は、11月に開幕するFIFAワールドカップカタール2022グループリーグでスペイン代表、ドイツ代表、大陸間プレーオフ勝者(コスタリカ代表orニュージーランド代表)と同じE組に入った。

 スペインやドイツという優勝候補と同居することになった日本だが、果たしてグループリーグ突破の可能性はどれくらいあるのだろうか。ブックメーカー『Sky Bet』社のグループ突破のオッズを見ると、スペインが1.11倍、ドイツが1.17倍、そして日本が4.33倍となっており、日本のグループ突破は難しいように見える。では、海外メディアはE組をどう報じているのか、その反応をまとめてみた。

日本代表は「不運を呪っている」? 英国メディアの反応は…

森保一

日本代表を率いる森保監督 [写真]=Getty Images

 イギリス紙『ガーディアン』はグループEについてこう綴る。「真っ先に目に入るのは2010年と2014年の世界王者同士の対戦となるスペイン対ドイツだ。直近2大会で残念な結果に終わっているスペインだが、ルイス・エンリケ監督が直線的なスタイルも組み込んだことで復活の兆しを感じる」

「ドイツは前回大会、韓国に敗れる屈辱を味わって80年間で初めてグループリーグ敗退の憂き目に遭い、その時点でヨアヒム・レーヴ前監督は退任すべきだったが、EURO2020まで指揮して散々な結果に終わった。とはいえ、ハンジ・フリック監督政権になってからのドイツは結果を出している」

 日本代表については「チーム内に欧州リーグ経験者を多数抱える」とチーム力を評価しつつ、「またしても厳しいドローに見舞われて少し不運を呪っているかもしれない」と日本の突破が難しいことを予想している。

 スポーツ専門メディア『アスレティック』のドイツ担当記者は、ドイツが“ポット2”だったことを踏まえて「ドイツは総合的に考えて組み合わせに満足しているだろう」と綴る。チームの要となる選手ついては「元ドイツ代表監督のベルティ・フォクツの『スター選手はチームだ』という言葉が今でも有効だが、あえて挙げるとすればGKマヌエル・ノイアーだろう。過渡期にあるDF陣を安定させる」と、欧州予選10試合で36ゴールを叩き出した攻撃力よりも守護神の名前を挙げた。

 一方で、同メディアのスペイン担当記者はE組について、「スペインにとって親切なグループだが、ややこしい展開になる危険も」と警戒。それでも、「ドイツという厄介な相手と同組に入ったとはいえ、グループ突破はほぼ安泰だろう」と、スペインの16強進出を予想している。

「コスタリカ/ニュージーランドの初戦で良いスタートを切れるはず。第2戦は最大の試練となるドイツ戦だが、最近7度の対戦では1敗しか喫していない相手で、2020年11月のUEFAネーションズリーグの対戦では6-0で蹴散らしている」

「日本との最終戦は、ヴィッセル神戸にMFアンドレス・イニエスタがいるので両国の関係を考えると興味深いが、スペインにとっては頭痛の種にはならない試合だろう」

シュヴァインシュタイガー「日本戦は楽な初戦になる」

バスティアン・シュヴァインシュタイガー

シュヴァインシュタイガーもグループ突破に楽観的 [写真]=Getty Images

 11月23日の初戦で日本と対戦するドイツの報道に目を向けると、ドイツ誌『kicker』のチーフライターなどは「同組にスペインはいるものの突破は絶対」と言い切っている。「元ドイツ代表MFローター・マテウスがドイツをスペインと同じ組に引いたとき、会場は明らかにざわついた」と指摘しつつ、「グループリーグの対戦国が出揃った時にはハンジ・フリック監督やサッカー協会のオリヴァー・ビアホフは安堵していた」と説明。

 日本については、「名前だけを見れば興味深い顔触れだが、サッカーに関しては間違いなく倒せる相手だ。日本はアジア予選で苦労し、サウジアラビアに次いで2位で突破するのがやっとだった」と評価している。そして「ドイツにとってグループ突破は義務だ」と主張する。

 また、元ドイツ代表MFバスティアン・シュヴァインシュタイガーは、組み合わせについて「もっと難しくなる可能性もあったので良いグループ」とドイツ放送局『ARD』で余裕を見せている。2020年の対戦で0-6の屈辱的な大敗を喫した相手については、「あの日はドイツ代表チームの暗黒の日だった。スペインは若手とベテランが上手く融合している。彼らは本物のチームなので、ビッグゲームになるだろう」とコメント。一方で「日本戦は楽な初戦になるだろう」とドイツの白星スタートを確信している。

西紙「敗退したら歴史的な大惨事」

[写真]=Getty Images

 スペインのマスコミもE組については、“与し易い”と考えているようだ。スペイン紙『マルカ』は「同組にドイツが入って一瞬強張るも、結局は良心的なグループになった」と報じている。「今回は死のグループはない。スペインのE組がそれになりかけたが、日本とプレーオフ勝者が入ったことで、かなり易しくなった」

 同じくスペインの『エル・パイス』紙もグループ突破を確信しており、「骨のある相手が1つと、残るは格下2チーム」とE組を分析。「もしスペインがグループリーグで敗退したら歴史的な大惨事」と煽り、既に決勝トーナメントを見据えて、「2位通過ではF組1位のベルギーと対戦するため、ドイツとの首位争いは激戦になるだろう」と予想している。ただ、「スペインにとって日本やコスタリカ、ニュージーランドといったチームは、早いうちに先制しなければ最終的に苦しむことになる典型的な相手だ」と、一抹の不安が残っていることも認めている。

 果たして日本は、強豪2カ国を相手に2大会連続のグループリーグ突破を果たすことができるのか。今から11月の本番が楽しみだ!

(記事/Footmedia)

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