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主将・吉田麻也「勝って終わりたかった」と反省も…「課題がまた見えたのは悪くないこと」

2022.03.29

吉田麻也 [写真]=金田慎平

 日本代表DF吉田麻也が、29日に行われたFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選のベトナム代表戦を振り返った。

 前節オーストラリア代表に勝利して7大会連続のW杯出場を決めた日本代表は、同試合からスタメンを9枚変更して試合に臨んだ。しかし、前半は特に連携面での不安を感じる内容となり、19分にセットプレーからベトナムの先制を許す。ビハインドで折り返すと、54分に吉田が果敢な攻撃参加から同点ゴールをもたらしたが、その後の猛攻も実らず、1-1のドローに終わった。

 吉田は試合後、「もちろん、やっぱ勝って終わりたかったです」と悔しさを口に。「メンバーを大幅に替えたのでチグハグ感が出ることも予想していましたし、そこも含めて、今日はチャレンジの試合と位置づけていたんですけど、失点してから、得点奪うまで時間がかかってしまったなと。後半、相手のスペースが空いてきたなかでも、崩せずに最後まで終わってしまった」と、反省点を語った。一方で、「課題はもちろん残りますけど、6月(の代表活動)に向けて課題がまた見えたので、それはそれで悪くないことじゃないかなと思います」と前向きに捉えている。

 入場制限が解除され、試合会場の『埼玉スタジアム2002』には4万4600人の観客が訪れた。吉田はサポーターへの感謝を述べ、本戦に向けてさらなる応援を呼びかけている。

「まずはこれだけ沢山のお客さんに来ていただいて、僕たちも『ぜひ来てください』と言った中で勝ちをお届けできなかったことは本当に申し訳ないなと思います。ただ、予選10試合を通して、本当に苦しいなかでサポーターの皆さんの声援が大きな力になりましたし、そのおかげもあって予選突破という目標をクリアすることができました。ここからカタールで自分達がベスト8という目標に向かっていくために、もう一回ここから前進していかなきゃいけない。また皆さんの応援を必要としているので、またよろしくお願いします」

 11月に開幕するカタールW杯本大会に向けて、「より強い相手と戦って、より厳しい中でリーグ戦でしっかり(所属クラブの)試合に出て、いいコンディションで6月のシリーズを迎えること」が重要だと吉田は語る。「6月のシリーズは4試合あるので、沢山の選手たちにチャンスがあると思いますし、9月は実際ほとんど直前でぶっつけ本番になると思うので、6月が最後のチャレンジの場だと思う。なので、いい状態でみんながそこに行くことが大事だと思います。カタールで会いましょう」と、今後の代表活動への意気込みを示している。

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By サッカーキング編集部

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