アラブ首長国連邦(UAE)で行われているドバイカップに出場しているU-21日本代表は29日、 U-23サウジアラビア代表との決勝戦に臨む。
試合前日、パリ五輪に向けた代表チームとして臨む最初の国際大会のここまでを振り返ったU-21日本代表の大岩剛監督は、「メンバーを変えながら進めてきましたが、遠征に来る前からのスケジューリング通り、それぞれがしっかりと準備してゲームに向かっている。それはメンタル的にもチームとしてのコンセプト、戦術的にも」と、選手たちの意識のベクトルを評価。さらに「トライ&エラー&トライというコンセプトのもとでやっているが、エラーがある中でもしっかりトライしていく。ゲームの中で修正しながら徐々にですけど前進していると感じています」と、チームとしての成長を口にした。
そして、サウジアラビアとの決勝戦に向けては、「グループ全体としていい形で進んできているので、3戦目も変えずに同じような準備をして同じような自分たちのコンセプトを持ってゲームに臨む。そして、局面局面でしっかりと勝ちながら最後に試合にも勝つということにしっかりとフォーカスして臨みたい。サウジは年代も上で強豪ですけど、しっかりチャレンジして、トライして試合に臨みたいと思います」とコメント。選手たちに積極的な姿勢を求めつつ、結果にも拘ることを強調した。
精神的にも体力的にもタフになることを求めている指揮官の下、6日間で3試合という過密日程の中で着実に前進している姿を見せている若武者たちが、中東の地でどのような姿を見せてくれるのか。パリ五輪世代の最初の“挑戦”に注目だ。
By サッカーキング編集部
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