谷口とCBを務めた板倉滉 [写真]=金田慎平
日本代表はFIFAワールドカップ・カタール2022アジア最終予選グループB第7節で中国代表をホームに迎えた。この試合ではDF吉田麻也とDF冨安健洋が負傷により欠場し、板倉とDF谷口彰悟が両センターバックを務めた。
板倉は試合当日の1月27日が25歳の誕生日で、最終予選では初先発となった。板倉は「とにかく試合が終わった時に勝ち点3をとれれば、それでいいと思って試合に臨みました」とコメント。「点が取れたら最高でしたけど(笑)、そんなことより誕生日ということを忘れそうなくらい集中していました。勝ち点3を取りたかったし、負けて祝われるのとかって祝われるのは違うと思うので、勝てて良かったです」と勝利を喜んだ。
板倉はレギュラーが不在の中で「ここでやらないと終わりだなと思って試合に臨みました。しっかりチームとして勝ち点3をとるというところをやらないといけませんでした」と力強く語った。「もちろんプレッシャーもあるし、センターバック不在で見ている人には不安材料はあったとも思いますが、ここでやらないと本当に終わりだと思っていました」と大きなプレッシャーを感じて戦ったことを明かした。
また、センターバックの相方を務めたのは自身の“古巣“川崎フロンターレでプレーする谷口で、「彰悟さんのことは良く知っていたし、やれる自信はありました。コミュニケーションを取りながら今回は上手くできたと思います。相手が一本のロングパスを狙っていたので、そこのケアだけをコーチングしながらやりました」と振り返った。2人で無失点で終えた心境を問われると、「嬉しかったです」と率直にコメントし、「フロンターレで3年間一緒にやりましたが、そのときは自分が試合に出られませんでした。最終予選でコンビを組んで勝利という結果を残せてよかったです」と続けている。
板倉は中国戦での自身のプレーを振り返り、「シュートを打たれた回数も少なく、結果的にゼロで終われたところはポジティブに捉えつつ、個人的には攻守ともにもっともっと良くなるとは思っています。もちろん、久々の最終予選でまだまだ硬かった印象もありますが、これからもっと良くなると思います」とコメント。“もっと良くなる”ポイントについては「守備のところでもっとガツガツいけますし、ただ一発で入れ替わりたくないというところでいききれないところもあったので、そこは良くなると思います。攻撃のところでも気持ちに余裕ができると見えるところも増えていくので、それは試合数を重ねていくしかないと思っています」と攻守ともに自身の“のびしろ”に言及した。
最後に、次節のサウジアラビア戦に向けて「間違いなく今日とは違ったゲームになると思う」と緊張感は十分な様子。「短い期間でチームメイトとコミュニケーションをとりながら、相手の情報を入れながらやっていければと思います」と意気込んだ。
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By サッカーキング編集部
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