日本代表の南野 [写真]=JFA
日本代表FW南野拓実(リヴァプール/イングランド)が、15日にメディア対応を行なった。
FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選3勝2敗の日本代表。11日に行われたベトナム代表戦で決勝点をアシストした南野は「ベトナム戦のゴールはサコくん(大迫勇也)にあたって、僕が追い越して速い攻撃で前線の3人が絡みました。あれは一つの理想。よかったシーンだと思います」と告白。続けて「ブロックをしかれたときの距離感はもっと試して行く必要があると思います。ビルドアップからポジショニングを調整して、都度いい距離感でできるように心がけていますし、そういったシーンをもっと増やしたいです」と新システムの改善点を明かした。
前回対戦ではホームでオーマン代表に敗北を喫した日本代表。最終予選も折り返しを迎え、敵地で再びオマーン代表と対戦することについて、南野は「ベトナムに比べて、少し気温は高いです。ピッチコンディションは、まだ練習場でしかプレーしていないのでわかりませんが、前回より準備の時間もあるので、いいコンデイションで試合に臨めると思います」とコンディション面に言及。さらに、勝ち点「3」獲得に向けて、南野は「先制点がすごく重要になると思いますし、どれだけ相手を押し込めるかという部分も大切。前回の試合に比べて、細かいミスを減らすことも勝利につながると思います」と勝敗を分けるポイントを明かした。
オーストラリア代表戦からは従来の4-2-3-1から4-3-3へフォーメーションを変更したことについて、南野は「4-2-3-1の時に比べて、フロントボランチの選手、サイドバックの選手との三角形でボールを動かす、ポジションチェンジをするということを意識するようにはなりました」とコメント。続けて「4-2-3-1のときは(鎌田)大地との距離のほうをもう少し意識していました。あとは守備での約束事はありますが、攻撃についてはあまり変わっていません」と新しいスタイルにも適用していることを口にした。
最終予選ここまで5試合で4得点の現状について、南野は「チャンスがまったくないわけではありませんが、チャンス数は増やしていきたいです」とコメント。自身の役割については「トップ下でやっていたころが、僕のプレースタイル的には一番ゴールを取りやすいやり方でしたが、今、チームで求められていることは左からゴールに向かうことです。向かう数を増やすにはどうしたら良いかを毎試合考え、手ごたえを掴んできています。両方の質を上げて、こだわっていきたいです」と意気込みを語った。
By サッカーキング編集部
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