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負傷中の酒井宏樹、出場への判断は焦らず「自分のパフォーマンスが戻らない限りは…」

2021.11.15

日本代表の酒井(写真中央) [写真]=JFA

 15日、日本代表DF酒井宏樹(浦和レッズ)がオンラインでの取材に応じた。

 負傷を抱えながらもメンバーに招集された酒井は、11日に行われたFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選ベトナム戦でベンチ外に。その状態について問われると「良くはなってきていますし、すごく練習の中でやれることも増えてきているので、かなり上がってきているなという印象は自分にもあります。ただ、骨ではなく筋肉系なので、慎重にはやっているところです」と言及。また「もっと早く治ると思っていましたが、ケガは読めないものなので、そこは申し訳ないなと思います」と語った。

 9月シリーズでは疲労を考慮されるなど最終予選での欠場も増えてきた酒井だが、「自分が(試合に)出ていないもどかしさはありません」とキッパリ。そして「マルセイユ時代は骨に異常があったり発熱していたりしても出たことが何度もありましたが、2020年に筋肉系のケガや捻挫をした時にそのままプレーをして、半年以上自分の中で納得していないパフォーマンスで苦しいシーズンだったので。もうああいう思いはしたくありませんし、強いインテンシティを出せるかとか、本来の自分のパフォーマンスを出せるようになるというのが僕の判断基準で、試合に出たい(気持ち)とか、根性出して多少強引にでも試合に出るとかではなく、チームにどれだけプラスアルファをもたらせるかという判断ができるのが本当のプロとしての責任かなと思うので。自分のパフォーマンスが戻らない限りは(試合に出ない)っていうのはっていうのはあります」と口にした。

 ただ、現在の状態でも招集されたことについては「信頼していただいているのは感じますし、応えないといけないと思っているので、だからこそ生半可な気持ちで『(プレー)できます』とは言えません。その話は毎日コミュニケーションを取ってやれていますし、僕自身も右サイドバックに素晴らしい選手2人がいるので、彼らのことも信頼していますし、チームのみんなで勝ち上がって行きたいなと思います」と語り、森保一監督やチームメイトへ信頼を示した。

 そして9月2日にホームで敗れたオマーンとの再戦に向けては「とにかく勝つしかないんじゃないですかね。あれだけ悔しい思いをしましたし、観ている人にも嫌なスタートを切らせてしまったので。その点も含めて僕らには責任がありますし、しっかりここで払拭していきたいと思います」と意気込みを口にしている。

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