韓国戦で代表デビューを飾った脇坂 [写真]=Getty Images
日本代表MF脇坂泰斗(川崎フロンターレ)が27日、オンラインでの取材に応じた。
MF坂元達裕(セレッソ大阪)の負傷に伴って追加招集を受けた脇坂は一足遅れての合流となったが、自身初となるここまでの代表活動について「合流して間もないですが、チームとしてできることは限られています。その中でクラブとは違って短い時間でゲームに繋げていくことは頭も使いますし、非常に刺激になっています」と、その印象を語った。
25日に迎えた国際親善試合・韓国戦では、後半41分から途中出場しA代表デビュー。しかし脇坂は「あまりそういったことは気にしていなくて、今後にどう繋げていくか(が大事)。もっと機会を増やせるよう、この代表でのあと1試合とクラブに帰ってからの活動が大事になると思います」と先を見据え、「追加招集であれ、招集されたからには試合に出る気持ちで行っています。出場できたのは幸せなことですが、もっと試合に出たい気持ちが強くなりました」とさらなる意欲を示した。
また大卒4年目25歳での初選出について、その感覚を問われると「大学卒業後としては遅くないと思いますが、世界から見たら遅い方ですね」と語りつつも「人それぞれというか僕は高卒でプロになれなかった身なので、決して遠回りだとは思っていません。自分の人生は急にグンと伸びることはなく、コツコツ対応しながら成長してきた人生だと思います。今後は大卒の選手も日本代表に選ばれるということを証明する立場として、結果を求めてやっていきたいです」と語った。
川崎Fの大卒選手では、昨年現役を引退した中村憲剛氏が、現在の脇坂と同じプロ4年目の25歳で代表デビューを飾っている。これも踏まえて、中村氏とのプレー経験も持つ脇坂は「憲剛さんや(小林)悠さんの背中を見てプロの3年間を過ごしてきました。ピッチ内はもちろんピッチ外の取り組みでも影響を受けて人間的に成長できたと思いますし、僕もそういった後輩に背中を見せられる先輩になりたいと思っています」とコメント。「憲剛さんはポジションが一緒でしたが、僕の成長に合わせてずっとアドバイスもくれました。ここで活躍して成長を見せたい思いは強くあります」とも語った。
そして、30日に迎えるW杯アジア2次予選モンゴル戦に向けては「普段のチームと違って、準備期間も短い中で試合に向かわないといけません。それぞれサッカー観も違う中で合わせていく必要がありますが、誰と話してもこういう考え方もあるのかと日々刺激になっています。これからもどんどんコミュニケーションを取っていきたいと思いますし、トレーニングもあと3日ありますからアピールしていきたいです」と意気込みを語った。
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By サッカーキング編集部
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