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若き日の反省を生かし…権田が配慮するチームの雰囲気作り「みんなが力を出せるように」

25日の韓国戦に出場した権田 [写真]=兼子愼一郎

 26日、日本代表のGK権田修一清水エスパルス)がオンラインでの取材に応じた。

 25日に行われた国際親善試合・韓国戦にフル出場を果たした権田は、3ー0での完封勝利に貢献。この試合で日本代表として出場8試合連続完封という歴代最多の記録を達成した同選手だが、「個人的にはメキシコ戦(昨年11月17日)で達成したかったというのがあります。また、冨安(健洋)と吉田(麻也)があれだけ防いでくれて、遠藤(航)も守田(英正)もあれだけハードワークしてくれて、みんなが戦ってくれた結果です。そしてチームとして(失点)ゼロにこだわるのも大事なんですが、メキシコをはじめとするW杯ベスト8、4に進んでいくために勝たなきゃいけない相手をゼロに抑えるっていうことを、明確な目標としてやっていきたいです」と本音を口にした。

 また、10年前に札幌ドームで行われた日韓戦の際にも日本代表の活動に参加していた権田は、年長者として今回のチームの雰囲気を作る上で以下のように配慮していたという。

「僕は今シーズン、ヨーロッパからJリーグに戻ってプレーしていますが、特別意識していることはありません。強いて言えば、Jリーグには良い選手が多いなと感じているので、その選手が自分の力を出せるように(意識はしている)。代表の活動に来て、ちょっと言い方が悪いですけど『お客さん』みたいになっちゃって、上手く力が出せませんでしたとならないように」

「今回はヨーロッパ組と同じ食事会場ではなく、Jリーグの選手同士でいる時間が長いので、僕は『今日どうだった?』とか『大丈夫、みんな技術あるしすぐ慣れるから』みたいな感じで声をかけて。僕はJリーグの選手たちに対して、きっとできるっていう確信もありましたから。それこそ山根(視来)選手は素晴らしい活躍をしましたし、途中から出た選手たちもみんな能力は高いので、みんなが力を出せるようにっていうのは普段から気持ちのところで(意識している)」

「僕が若い時、当時は『お客さん』と思っていませんでしたが、今考えたらもっとやらなきゃいけなかったなって思うところがありました。今回は食事会場がJリーグ組だったので、自分が過去に犯してしまったそんなミスを伝えながら(コミュニケーションを取っていた)。でもそれに意味があったのか分かんないくらい、みんなが高いレベルでやってくれたなと思います」

 そしていよいよ30日には、モンゴル代表とのカタールW杯アジア2次予選という公式戦を迎えるが「代表戦というものは、大きい・小さいはないと思っています。昨日の試合で確信しましたけど、日の丸をつけてプレーすることはどの試合でも、みんな日本のために戦う気持ちは強いなと。次は中4日あるので、しっかり準備できるという意味では、もっと良い試合ができるんじゃないかなと思います」と、さらなる勝利へ権田は意欲を示した。

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