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長友佑都が「意図を感じる」日本代表チーム作り「森保さんが目指しているのは…」

2020.11.14

パナマ戦で先発出場した長友佑都 [写真]=JFA

 パナマ代表との国際親善試合を1-0で勝利した日本代表は一夜明けた14日、オンライン会見を実施した。

 58分まで左ウィングバックのポジションでプレーした長友佑都は、「チームとしてはメンバー、フォーメーションが変わる中、特に前半はうまくいかない部分たくさんありましたけど、時間が経つにつれてよくなって、結果的に無失点で勝ち切ったのはよかったです。前半は特に相手が、体力やフィジカル面含め、しっかり僕たちのサッカーに対応していたのが一つあります。後半は相手が落ち始め、僕たちの方がコンディションがよく、うまくいき始めたと感じています」と振り返った。

 久々の代表戦となったが長友だが、個人の出来については「全然です。コンディション自体も上げないと。代表で試合に出ることではなくワールドカップで勝つことが目標です。今のコンディションのままでは難しいと思います。体調面もそうですし、所属チームで試合に出ることもそう。前半のような状況でもサイドで1対1で相手を剥がせたりできれば、チャンスは個人で作れるので、それができなかったことは自分自身の課題として大きく感じますね」と不満を示した。

 新型コロナウイルスの影響でW杯予選ができない状況の中、期せずしてヨーロッパの地で10月、11月とW杯レベルの相手と強化試合ができている。長友は「明らかに収穫が大きいですよね。日本に帰って親善試合をやるのと、ヨーロッパでお互いにいいコンディションで戦うことは明らかに違う。そういった意味で、先月のカメルーンとコートジボワール、今回のパナマ、メキシコと強豪相手にやれることは非常に大きな収穫になると感じています。(パナマ戦での収穫は?)相手のコンディション、モチベーションが日本でやるときと全く違いますよね。パナマもすごくいいモチベーションとフィジカルコンディションで戦ってきたので、特に前半は難しい試合になりました」と、重要な機会としてとらえている。

 日本代表は3バックと4バックの併用にチャレンジをしている。長友はチーム作りについて、「日本代表を10年以上経験してきましたが、メンバーやフォーメーションを固定すると、うまく行っている時はいいんですけど、デメリットはうまく行かなかったときに修正がきかないこと。それはフォーメーションもそうだし、選手の選択肢も限られるので、難しくなる。今の代表で挑戦していることはW杯で勝つために戦術的な幅、選手の幅を広げるというところです。いろいろな選手が経験を積んで、いろいろな戦術ができることで、相手が対策をしてきてうまくいかなくなっても、自分たちで修正ができる。そういった部分を森保さんは目指していると思うし、すごく意図を感じて、僕たちも理解しています。今は自分たちが幅を持たせるために、成長、トライの時期だと選手も感じています」と、同じ方向性を向いて取り組んでいることへの手応えととともに、森保一監督への信頼を話している。

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