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主将・吉田麻也はメキシコを警戒「非常に強い」…中村憲剛への賛辞も「カッコいいな」

2020.11.12

11月の代表戦に臨むキャプテンの吉田麻也 [写真]=JFA

 日本代表DF吉田麻也(サンプドリア/イタリア)が、オンラインでのメディア対応に応じた。

 オーストリアで合宿を行う日本代表は、13日にパナマ代表、17日にメキシコ代表と対戦する。吉田はまず、「2試合、いい試合をして勝ちたい。これが大前提です。11月から(次回代表戦の)3月まで期間が空くので、できる限りいいものを作り上げて、形を作って、いい状態で3月に臨まないといけない。最後に、僕として一番危惧していることは、前回いい試合をして少しホッとするではないですけど、そこに慢心や油断が生じないようにしたいです。もう一回気を引き締めて、今回いいパフォーマンスを出すことを意識してやらないといけないです」と、コメント。また、7年ぶりの対戦となるメキシコ代表については、「コンフェデ(2013年FIFAコンフェデレーションズカップ)、五輪(2012年ロンドンオリンピック)も負けましたし、非常に強い相手ですが、久々の対戦なので勝ちたいですね」と、リベンジを誓った。

 新型コロナウイルスの影響で代表活動の回数が減ったが、2022年のFIFAワールドカップに向けては「あまり悲観していない」と吉田は語る。「もちろん活動回数が減り、積み上げる回数が減ったのは事実です。ですが、意外にこういう難しい状況下でこそ成長できることがある、とポジティブに捉えているので。このチームはアジアカップでうまく行かず、最後の最後でタイトルを獲れなかった。(W杯)予選でも劣悪な環境で練習して挑まなければいけなかったり、コロナ禍もありました。なかなかスムーズに進まない中、ある程度チームとして成り立っている。こういう状況だからこそ、選手としての能力が試されますし、追い込まれてこそ、いい緊張感の中で成長できると思っています」とその理由を明かした。

 世代交代が進むなか、32歳の吉田はキャプテンとして若手選手を引っ張る存在となる。自身の若い時を「(A代表で戦うプレッシャーは)より一層感じていた。正直、重圧に耐えられなかったことが多かった」と振り返り、代表デビューから10年が経った今も「プレッシャーに耐えられているかは定かではない」と語った吉田だが、GK川島永嗣(ストラスブール/フランス)の助けも借りながらチームを引っ張っているようだ。

「今思えば、21、2の覚悟と今の覚悟は全く違うと思います。それを言葉で伝えることはもちろん大事ですけど、プレーの質やたたずまい、日ごろの行いからみんなに感じてもらえればと思っています。基本的に僕は堅い性格の人間ではないので、そういった意味で川島選手のような存在は僕にとって大きいですね」

「一番のプライオリティは、このジャージ、このユニフォームを着てプレーすることの誇りと責任を日々噛みしめて理解して、プレー、行動しなければいけないことですね。現状、何か僕が厳しいことを言ったということは、10、11月はないです。けど、言わなければならない状況になる前に、そういう雰囲気を作ることを、むしろ意識しています。そこにはやはり、僕だけでなく川島選手の存在が非常に大きくて。(川島は)チームで試合に出ていないですし、代表でもチャンスが来ないかもしれないですけど、やるべきことをしっかりやっている。代表選手としてどういうことをしないといけないか、発言しないといけないかを理解して、僕のそばにいてくれていることは、僕にとって非常に心強いです」

 また吉田は、先日に2020シーズン限りでの現役引退を表明したMF中村憲剛にも言及。自身も影響を受けたことを認め、日本のサッカー界の成長に大きく貢献した川崎フロンターレのバンディエラを称えた。

「選手にとっていろいろな辞め方がありますが、(中村の場合は)理想的というか、みんながキレイだと思い描くような辞め方だと思います。選手各々にとっての辞める時期は、それぞれの美学があって、ずっとボロボロになるまでやる人もいれば、中田英寿選手のようにスパッと辞める人もいます。個人的には、憲剛さんのような辞め方は『カッコいいな、正直』と思いました。正直、普段は憲剛さんのことカッコいいとか思わないですけど(笑)。今の無しね(笑)」

「やはり代表の中でも確固たる技術を持っていた選手だと思います。海外ではプレーしていないが、Jリーグであれだけの存在感を出せる。ヤット(遠藤保仁)さんと同じように、日本で長くプレーしていたとしても、『代表でプレーできる、代表の中でも突出したものを出せる』と証明した選手だと思います。おそらく今後も、川崎フロンターレやJリーグに携わってくれると思います。生粋のサッカー小僧だと思うので、今後もサッカー界にいる限り、僕だったりほかの選手に影響を及ぼすであろう存在になってくれると思います。僕もまだまだたくさん中村憲剛から学ぶこともあると思うし、若い世代はもちろんそうだと思うので、『引き続き、よろしく!』という感じですかね(笑)」

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