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長友佑都、1年ぶりの代表参加に喜び…若手には「おっさんの意地を経験として伝えたい」

1年ぶりの代表参加となった長友佑都 [写真]=JFA

 日本代表DF長友佑都(マルセイユ/フランス)が、オンラインでの取材に応じた。

 長友は10月にオランダ遠征を行った日本代表に招集されていたが、胃腸炎による緊急入院のため、代表不参加となっていた。長友は「まずは1年ぶりなので、改めて代表に来て昨日練習して、『日本代表は僕の原動力になっているな』と、改めて実感しました」と、“今年初”の代表参加への喜びを口にした。

 10日の練習では声を大きく出し、若手への積極的な声がけも行っていた。「まずはチームを盛り上げたい気持ちが強いです。あと、若い、経験の少ない選手もいるので、そういう選手たちが気持ちよく練習できて、試合へのアプローチもなるべくスムーズにできる雰囲気作りは僕も意識しています」と、その意図を明かした長友は、若手との競争にも意欲を示している。

「日本代表として自分自身がしっかりとレギュラーとして競争に勝って、チームに貢献したい気持ちがまずはあります。ただ、自分の経験を若い選手に、もちろんライバルにはなりますが、伝えたい気持ちもすごくあるので、よく話すようにしています。経験を伝えて彼らが育つことで、僕も競争という意味でポジティブなエネルギーをもらえる。それを自分自身が欲している部分もあります。厳しい環境の方が成長できるし、競争相手がいたほうが間違いなく成長できるので。皆さん、『ポスト長友、ポスト長友』とおっさんを外したいみたいなので(笑)、そのおっさんの意地というか魂を若い世代にも経験として伝えたい。今、すごく楽しんでいます」

「個人的なテーマは、“ポスト長友”と言われているので、『長友ここにあり』と、必要だと思ってもらえるようなプレーを見せたいです。まずはチームの結果ですね。あとは今までの大きな経験があるので、大事な時に『そこに長友がいるんだな』というようなプレーを見せたいです。若い選手にない、勢いだけではできない、経験や実績がないとできない、『今の読みできないな』『判断できないな』というようなプレーを見せたいです」

 一方、新世代のサイドバックが“ポスト長友”と呼ばれることについては苦言も。「僕の影というもので評価基準や、いい面も悪い面も『長友だったら』と比べてしまう。“ポスト長友”より、日本代表の左SBとして純粋な目で探したほうが、選手もやりやすいし、そっちのほうがいいと思います。皆さん比べたりしますが、僕はいいが、若い選手、僕のポジションに入る選手たちはやりづらいはず。新しい風を吹かすためにも、新しい競争を作るためにも日本代表のSBとして、しっかり探したほうがいいと思います」と、自らの考えを明かした。

 長友は自身もプレーしたイタリア1部セリエAの舞台で、22歳にして活躍するDF冨安健洋にも言及。「毎試合成長して、安定感が出ていると感じます。セリエAという厳しい環境は、サッカーのレベルだけでなく、外部からのプレッシャーがある。いろいろな厳しさを彼自身が苦しみながら乗り越えていく芯の強さ、風格があの若さにして、出てきていることを感じます。(サイドバックととセンターバックをこなしていることは)素直にすごいと思います。SBとCBで求められることは違うし、監督によっても違います。その中でしっかりと監督の戦術を理解して、自分のパフォーマンスにつなげて結果を出す。本人からしたら『まだまだ』と言っていたけど、課題を発見したり、修正能力はすごい。天狗にも自信過剰にもならない。常に謙虚で自分の足元を見てプレーしていることは、あの若さですごいと思います」と評価した。

 新型コロナウイルスの流行もあり、1年ぶりの代表招集となった長友は「日本代表はサッカー人生の中心にあるなと改めて感じた」と、感慨を改めて口にした。また、その間にはガラタサライからの退団や酒井宏樹も所属するマルセイユへの加入も経験。「マルセイユのようなビッグクラブからオファーをもらったことは光栄ですし、嬉しいことでした」と語りつつ、「だけど、好転したかどうかはこれからの結果次第。どんな結果になろうと、自分の成長につながるという意味では正解だと思います。チャンスはもらったと思いますし、まだまだ課題は見えてきています」と、今後の目標を掲げた。さらに「代表というものがなければ、マルセイユでのチャレンジをしていなかったと思います。厳しい環境、難しい戦いを自分自身が選んだのは、『日本代表で活躍したい』という信念があったからです。覚悟はぶれていなくて、簡単な世界ではありません。トルコよりもレベルが上がる、フィジカルやスピードはセリエAより上だと思っています。そこに挑んでいけたのは日本代表が中心にあったからです」と、代表への還元にも意気込みを示している。

 ここまで日本代表歴代2位タイの122試合出場を記録する長友は、以前にMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)が持つ日本代表の最多キャップ記録更新への意気込みも語っていた。だが、コロナ禍で数試合分が中止となったこともあり、長友はより現実的に、まずは目の前の1戦1戦を大事にする姿勢を見せている。

「ヤットさんの152試合は目指しているところでもありますが、正直『すごく難しい、遠い』とも感じています。その30試合という部分は、1年試合がなかったこともあるし、すごいと感じています。ただ、数字というより1試合1試合貢献したい、代表の力になりたい思いが強いです。毎試合大事にして、先のことは見過ぎないようにしたいです」

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