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PSV、堂安律の獲得合意を発表!…東京五輪前に念願のステップアップ実現

2019.08.28

堂安律のPSV移籍が決定した [写真]=Getty Images

 PSVは27日、日本代表MF堂安律の獲得でフローニンゲンと合意に至ったことをクラブ公式サイトで発表した。今週中にメディカルチェックを行い、移籍を完了させるという。

 念願の“ステップアップ”がついに実現した。オランダ紙『デ・テレグラーフ』は18日、堂安のコメントを掲載。「ステップアップをしたいと思っています。移籍するなら確かにPSVで、彼らは長い間、僕の動向を追っています。最初のコンタクトは6年前でした。両クラブが解決してくれることを願っています」と、PSVとのコンタクトを取っていることを認め、移籍への思いを語っていた。

 PSVのテクニカルマネージャーを務めるジョン・デ・ヨング氏は、「我々のチームに万能なアタッカーを加えたかった。ドーアンは我々のプロファイルに完全にマッチしている。獲得合意を発表できて嬉しいよ」とコメント。

 フローニンゲンのテクニカル・ディレクターを務めるマーク・ジャン・フレッデルス氏は、同クラブの公式サイトを通じて「詳細は話せないが、最終的な結果に満足している。ドーアンのPSV移籍は、フローニンゲンのクラブ史上で最も大きなディールのひとつだ。とても誇りに思っている。PSVとリツはこの数日で移籍を完了させるだろう。彼の今後のキャリアでの成功を祈っている」と話した。

 堂安はガンバ大阪の下部組織出身の21歳。高校2年生の2015年にプロデビューを果たすと、2017年にフローニンゲンへ1年間の期限付きで移籍。1年目からリーグ戦で9得点を挙げるなど活躍すると、フローニンゲンは買取オプションを行使して完全移籍した。

 PSVはリーグ優勝24回、国内カップ戦優勝9回、チャンピオンズリーグ(旧・UEFAチャンピオンズカップ)優勝1回を誇るオランダ屈指の名門。これまで、ルート・ファン・ニステルローイ、アリエン・ロッベン、ジョルジニオ・ワイナルドゥムといったオランダ代表をはじめ、数多くの選手を国外のビッグクラブへと輩出してきた。アジア人としては、元韓国代表のパク・チソンが2003年に京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)から加入。2004-05シーズンのチャンピオンズリーグでベスト4進出に貢献すると、2005年にマンチェスター・Uへの移籍を果たしている。昨シーズンのリーグ戦はアヤックスに次ぐ2位でフィニッシュ。今シーズンはここまで2勝1分で6位につけている。

 来年に迫った東京オリンピック出場、さらなるビッグクラブへのステップアップへ、堂安の新たな戦いが始まる。

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