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長友佑都、ゴール欠乏症の日本に提言「C・ロナウドほどのレベルは難しくても…」

2019.06.06

無得点に終わった現状について、長友佑都が語った [写真]=兼子愼一郎

 日本代表は5日、キリンチャレンジカップ2019でトリニダード・トバゴ代表と対戦した。圧倒的に相手を攻め立てながらも最後までゴールは奪えず、日本代表はスコアレスドローで試合を終えた。

 左のウイングバックとしてスタメン出場を果たし、79分までプレーした長友佑都は、「(スコアレスドローという)結果は受け止めないといけない。代表というのは常に勝利を求められる場所なので」と試合を振り返った。

 トリニダード・トバゴ戦では、森保ジャパン初となる3バックシステムが採用された。ピッチの中で、選手たちは新システムへの手ごたえをどう感じていたのだろうか。

「初めてのシステムで戦うなかで、ある程度うまくいった部分もあったので、そこはポジティブに捉えています。でも、結局無得点なので。そのあたりは重く受け止めたいです」と反省を口にした。

 トリニダード・トバゴ戦でも、日本代表の得点力不足という課題が浮き彫りとなった。何を変えていったら得点に近づくのか? と記者団に問われると、長友は「これは僕も神様に聞きたいくらい」と即答。続いて「何がと言われるとね、一つの『これ』という答えはないと思います」と述べた。

 とはいえ、長友は決定力不足の「解決策」となりえる要素の提言も忘れていなかった。

「根性論だけでは結局うまくいかないのでね。それよりフィニッシュの精度を上げるための努力をしないと。トッププレイヤーなら決める。クリスティアーノ・ロナウドがどうしてあそこまで決められるのかという話ですよ。まあ、あそこまでのレベルになるのは難しいですけど、一人ひとりがチャレンジして、厳しい環境の中でどれだけのクオリティーを発揮できるかが大事。そういう環境とトレーニングの意識を持っていかないと厳しい」

 日本は次戦、9日にひとめぼれスタジアム宮城にてエルサルバドル代表と対戦する。長友が語る、ゴールを奪うために重要なこと。それを、日本代表は見つけることができるのだろうか。

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