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U20世代のエースFW宮代大聖、川崎で出番無しに「焦りはある」も「世界と戦いたい」

2019.04.17

全日本大学選抜戦で90分間フル出場した宮代大聖 [写真]=金田慎平

 U-20日本代表は16日、千葉県内で全日本大学選抜とのトレーニングマッチ(45分×2本)を行った。

 1本目は安部裕葵(鹿島アントラーズ)のPKでU-20日本代表が先制するも、イサカ・ゼイン(桐蔭横浜大)のゴールで大学選抜が同点に追いつく。このまま1-1で1本目を終えると、2本目はスコアレスのまま45分が終了した。


 5月に開幕するFIFA U-20ワールドカップ ポーランド2019を控え、メンバー発表前最後の実戦で、FW宮代大聖川崎フロンターレ)は90分間プレーした。

 大会出場権を懸けた昨年10月に行われたアジア予選ではチーム最多となる4得点を挙げた宮代だが、川崎のトップチームに昇格した今季は出番を得られず、久々の試合。「90分出たことは疲れましたけど、いい状態で来られているのかなとも思います」と手応えを口にしつつ、「90分走り切る体力は今日の部分では無かったので、短い間ですけど、もっとつめていかないといけない」と、やはり試合ペースに対しての不安をうかがわせた。

 今季、トップチームに昇格してから出番が無いことについて、「他の選手は出ていますし、もちろん焦りはある」と正直に話すが、「練習での強度を上げて、試合を意識してやれば、試合に入った時にスッといいプレーはできると自分の中では思っている」と、J王者チームの中でやるべきことを日々追及することに集中することが大切と強調。

「(川崎でも)負けないという気持ちは常に持っています。『(小林)悠さんだから、(レアンドロ)ダミアンだから、知念(慶)くんだから』とは思っていません。届かない存在ではないと思っているし、ライバル意識を常に持っています」と力強く話しつつ、「フロンターレは学ぶものが多いです。紅白戦でも気づきがあったり、練習でも成長できる環境にいると思います。いろいろな選手の良さを吸収したいですね」と意欲的だ。

 この世代のエースFWの一人としてW杯での活躍が期待される宮代。「U-17W杯という舞台で悔しい思いをしたので、その借りを返したいですし、大会を通じてすごく成長を感じたので、その舞台にもう一度立って、世界と戦いたい強い思いがあります。メンバーに必ず入れるよう、少ない時間ですけど、アピールしてきたいです」と意気込んでいる。

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