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19年ぶり3度目の対戦…ボリビア代表について知っておきたい7つのこと

2019.03.26

26日に日本代表と対戦するボリビア代表(写真は昨年10月のもの) [写真]=Getty Images

 日本代表は26日に行われるキリンチャレンジカップ2019でボリビア代表と対戦する。4日前のコロンビア代表戦は0-1で敗戦。森保ジャパンとなってからは、初の連敗、そして初の無得点に終わった。注目の一戦を前に、19年ぶりに来日を果たしたボリビア代表について知っておきたい7つの情報を紹介する。

■南米有数の多民族国家

ボリビアの正式名称は「ボリビア多民族国」。中南米諸国の中でも先住民人口の比率が高く、アイマラ、ケチュアなどの先住民が全人口の約半数を占めている。現職のエボ・モラレス大統領は、ボリビア初の先住民出身の大統領として2006年に就任。2009年には、先住民の権利拡大が盛り込まれた新憲法を制定するとともに、国名をそれまでの「ボリビア共和国」から「ボリビア多民族国」に変更した。

■日本との対戦は3度目

日本とボリビアが対戦するのは今回で3度目。過去2戦は、日本が1勝1分けと勝ち越している。初対戦は、20年前に開催されたコパ・アメリカ1999のグループステージでのこと。1-1で引き分けると、翌年に行われたキリンカップで再び激突し、柳沢敦氏の2ゴールで日本が2-0の勝利を飾った。

■コパ・アメリカ優勝経験あり

最新のFIFAランキングは60位。アジアカップで初優勝を果たしたカタール(55位)よりも少し下という位置付けになる。W杯は、1994年のアメリカ大会の出場を最後に、ここ6大会連続で予選敗退となっている。ロシアW杯の南米予選は10カ国中9位だった。“南米勢最弱国”の一つとされているが、コパ・アメリカでは1963年大会で優勝した経験を持つ。

■最近12試合で1勝

ボリビアは最近14試合で、わずか1勝(7分け6敗)。唯一挙げた勝利は、昨年10月に敵地で行われたミャンマー戦(3-0)になる。ボリビアと言えば、首都ラパスが標高3640mに位置するように、高地でのホームゲームに特徴があるが、14試合中12試合はアウェイゲームだった。“平地”での戦いは苦手としており、ミャンマー戦以前のアウェイ勝利となると2017年6月のニカラグア戦(1-0)まで遡られなければならない。

■今年1月に新監督就任

22日に戦ったコロンビアと同じように、ボリビアも新体制が発足したばかり。同国出身のエドゥアルド・ビジェガス監督(54歳)は今年1月に代表監督に就任し、今回の日本戦が3戦目になる。3日のニカラグア戦は2-2のドロー、22日の韓国戦は0-1で敗れており、今回の一戦で初勝利を狙う。なお、同監督はボリビア屈指の名将として知られ、昨年12月には国内の強豪サン・ホセを率いて、後期リーグを制覇。監督として、ボリビア1部リーグ最多6度目の優勝を飾った。日本の森保一監督も、オズワルド・オリヴェイラ(現浦和レッズ指揮官)と並んでJ1リーグ最多3度の優勝を誇り、名将対決の行方にも注目だ。

■兄弟で代表を指揮

エドゥルド・ビジェガス監督は代表指揮官就任にあたって、弟のオスカルをアシスタントコーチに任命。兄弟そろって代表チームを率いることとなった。元プロサッカー選手の2人は、選手時代にもサン・ホセで同僚だった時期があり、指導者になってからも、国内の強豪ボリバルで共に下部組織の業務に従事していた。

■フレッシュなメンバー構成

ボリビアはフレッシュなメンバーで今回のアジア遠征に臨んでいる。招集された23人のうち、30歳を超える選手はGKカルロス・ランペ(32歳)とDFマルビン・ベハラノ(31歳)の2人だけ。平均年齢は25.22歳。代表キャップ数が40試合以上を記録する選手も、代表で5得点以上を記録する選手もいない。また、23人のうち、海外組はGKカルロス・ランペ(ウアチパト/チリ)、MFルイス・アキン(プエブラ/メキシコ)、MFアレハンドロ・チュマセロ(プエブラ/メキシコ)の3人だけ。欧州組は1人もいない。現代表のエースであるFWマルセロ・マルティンス・モレノは今冬に石家荘永昌(中国2部)に移籍した直後ということもあり、招集外となった。

(記事/Footmedia)

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