前日会見に登壇した吉田麻也 [写真]=AFC
AFCアジアカップUAE2019決勝を控え、日本代表の森保一監督、キャプテンの吉田麻也が前日会見に出席した。
日本は優勝すれば史上最多5度目。吉田自身にとっては2度目のアジア制覇となる。「ロシアワールドカップ、アジアカップ、コパ・アメリカと、日本サッカーにとっては非常に大きなターニングポイント。大きな意味を成すと思ってます。優勝することで、人気はもちろんのこと、成長にも関わってくる。選手みんなが自覚していますし、5度目のアジアカップを獲りたい」と栄冠に向けた意欲を語った。
また大会期間中、権田修一のポルティモネンセ移籍が発表され、明日の決勝は史上初めて“オール海外組”で臨むことが予想される。「9年前のワールドカップ後に多くの選手が海を渡りました。精神的な成長は財産になっていると思いますし、準決勝のイラン戦では相手サポーターが多くいる中でも若い選手も楽しんでいるように感じました。そこは非常に頼もしい」と話した。
準決勝のカタール代表対UAE代表の一戦では、UAEのサポーターが靴やペットボトルを投げ込むなど異様なムードとなった。またUAEとカタールは国交を断絶していることから、明日の決勝では日本のホームのような雰囲気も予想されている。海外メディアから「カタールは心理的なプレッシャーもかかると思う。日本の選手としてはどう考える?」と問われると、吉田「難しいですが、そういった部分についてAFCがコントロールすべきこと。日本は目の前の試合に集中しています」とコメント。「両チームがフェアプレーの精神で100%の力が出せることを期待していますし、全世界の人にいい試合を見てもらいたい。それは日本だけではなく、アジアサッカーにとって次の一歩になる」と英語で回答すると報道陣からは大きな拍手が沸き起こった。
By サッカーキング編集部
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