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「まだまだかも」と連携面に課題も…乾貴士「感覚的には合う選手ばかり」

2019.01.25

[写真]=Getty Images

 24日、AFCアジアカップUAE2019 準々決勝が行われ、日本代表とベトナム代表が対戦した。試合は、24分に吉田麻也がCKからゴールネットを揺らすも、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってハンドの判定が下り、ゴールが取り消された。それでも、57分には堂安律がエリア内で倒されると、一度はプレー続行となるも、VARでPK判定に。これを堂安自らが決めて日本が先制点を挙げた。この1点を守り切り、1-0で勝利。日本は2大会ぶりの準決勝進出を果たした。

 78分から途中出場した乾貴士は試合後、「まあ、勝ちは勝ちなんで。もちろん、内容はもっと良くしていかないといけないですけど。あれだけ引かれると難しくなってくるんで、簡単な試合ではなかったですし。でも、それを勝ち切れているのは良いことだと思います。次に進めたということが大きいんじゃないかなと思います」と語った。

 今回の勝利で5連勝を飾った。が、全て1点差の接戦で、初戦以外は4試合連続で1-0。選手、監督は毎試合のように「難しい試合だった」と振り返っている。

 中でも乾は人一倍難しさを感じているかもしれない。中島翔哉の負傷により急遽、森保ジャパンに初招集された。乾にとっての初陣となったグループステージ第3節のウズベキスタン戦は、佐々木翔、塩谷司、北川航也といった共演不足の選手たちがスタメンに名を連ねた。そのせいか、持ち味の攻撃力は鳴りを潜めた。

 それでも、「まあ、初めて一緒に出る選手もいましたし、その辺はまだまだかもしれないですけど。感覚的には合う選手ばかりなので、問題なかったと思います」と、あくまで乾は前向きだ。この日も1点リードの場面で投入され、攻撃面で存在感を示すまでには至らなかったが、「1-0だったので、しっかり守備から入ろうと言われていましたし、入ってくれとも言われました。あとはスペースが空いてきていたので、スペースで受けて、前を向けと言われていました」と、ディフェンスで奮闘し、準決勝進出に貢献した。

 もう1つ朗報がある。大迫勇也が復帰したことだ。これまで以上に「難しい」展開になるであろう今後の戦いで、互いをよく知るエースの復帰は心強い限りだろう。

 アジア制覇まで残り2勝、“10番”を背負う男は前だけを向いて戦い続ける。

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