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アジアカップへサバイバルの幕開け…“ロシア組”との戦いに挑むJリーガーたち

[写真]=Getty Images

 快勝スタートを切った初陣から1カ月、森保一監督率いる日本代表は、キリンチャレンジカップ2018でパナマ、ウルグアイとの2連戦に挑む。森保監督は前戦で活躍した若手に加え、ロシア・ワールドカップで活躍した“ロシア組”を招集した。「前回呼んだ選手プラス今回新たに呼んだメンバーでどのような化学反応をが起きるか見てみたい」と、若手とベテランの“融合”をテーマに掲げ、チーム力の底上げを目指していく方針だ。

 来年1月に開幕するAFCアジアカップ2019へ向けて、サバイバルレースが始まる。森保監督は「今回呼んだ選手がアジアカップに残るかどうかは実力の世界なので、そのときのベストなチームを作っていきたい」と話し、チーム作りの中でベストメンバーを見極めようとしている。さらに、「2試合でより多くの選手を試したい」と招集した選手たちに出番を与えることを示唆した。今回の2連戦を終えると、アジアカップまでの実戦は11月のテストマッチ(16日ベネズエラ戦、20日キルギス戦)を残すのみとなる。指揮官へ直接アピールできる場は残り4試合。レギュラーの座をつかむのは誰か? 注目すべき6人のJリーガーと、ポジションを争うロシア組の現状をおさらいする。

写真=ゲッティイメージズ

■室屋成(DF/FC東京)


AFC U-23選手権2016で活躍し、リオデジャネイロ・オリンピック出場に大きく貢献したサイドバックは、クラブでも欠かせない存在に成長した。豊富な運動量とスピードを駆使した攻撃参加と正確なクロスでチャンスを演出する。左右両サイドでプレーできる器用さも兼ね備え、目覚ましい活躍を見せている。

■佐々木翔(DF/サンフレッチェ広島)


2度の大ケガを乗り越えて戦線復帰した今季、日本代表に初選出された。コスタリカ戦では左サイドバックとしてスタメン出場。得意のヘディングでチーム初ゴールをアシストすると、守備面でも同サイドの中島翔哉を献身的に支え、攻守に存在感を放った。森保監督とともにリーグ優勝も経験しており、指揮官が思い描くコンセプトを最も理解している選手の一人だ。

≪立ちはだかる強力な壁、欧州で結果を残し続ける日本の両翼≫


サイドバックのレギュラーとしてピッチに立つためには、長友佑都&酒井宏樹の牙城を崩さなければならない。ロシアW杯で両選手が見せた活躍は言わずもがなだが、長友はレンタルでガラタサライに加入した昨シーズン、移籍早々にレギュラーの座をつかむと、チーム3年ぶりのリーグ優勝に貢献。今シーズンはチャンピオンズリーグにも出場している。無尽蔵のスタミナと、対人プレーの強さは日本代表でも群を抜いている。酒井の活躍も目覚ましい。今やマルセイユ不動のレギュラーとしてサポーターからも厚い支持を集めている。長友同様、対人プレーにおける強さはリーグ屈指。身長185cmと恵まれた体格はセットプレーでも存在感を放つ。パリ・サンジェルマンとの対戦では、ネイマールやキリアン・ムバッペら世界トップレベルのアタッカーたちとしのぎを削っていることも、日本代表にとっては頼もしい限りだろう。

■三浦弦太(DF/ガンバ大阪)


2017年、当時22歳ながら、ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督は日本代表に三浦を招集した。空中戦や球際における“個の強さ”に加え、最終ラインからのロングパスでもチームに貢献する。森保監督が初陣のスタメンに抜擢したことからも、期待の大きさがうかがえる。

≪攻撃面での“違い”がレギュラー奪取へのカギ≫


“経験”という点では分が悪い。センターバックのポジションを争うのは吉田麻也、槙野智章といった経験豊富な選手たちだからだ。特に吉田は世界最高峰のプレミアリーグでプレーし、ワールドカップに2度出場。チームを統率するリーダーシップも併せ持ち、ロシアW杯後は「次期キャプテン」に推す声が多く挙がるほどの信頼度の高さだ。ケガの影響で招集外となっているが、レギュラーとしてワールドカップの舞台を経験した昌子源も控えている。森保監督が「多くの選手を試す」と宣言しているだけに、三浦は得意の攻撃面でも貢献し、与えられた出場時間でどれだけ他の選手との違いを見せられるかが、レギュラー獲得へのカギとなるだろう。

■三竿健斗(MF/鹿島アントラーズ)


2017年に鹿島アントラーズの監督に就任した大岩剛監督がレギュラーに抜擢。今季もリーグ戦でフル稼働すると、AFC・チャンピオンズリーグでは、クラブ史上初のアジア4強の原動力となっている。奪取力やカバーリングに優れた守備技術に加え、攻撃のスイッチを入れる縦パスも大きな武器。

■青山敏弘(MF/サンフレッチェ広島)


森保監督がサンフレッチェ広島を率いていたときの愛弟子の一人。戦術眼の高さはいまだ健在で、長短を織り交ぜたパスで攻撃にアクセントを加える。森保監督からも全幅の信頼を寄せられ、9月の初陣ではゲームキャプテンを務めた。

≪出場機会を失う柴崎岳とコンディションの差を見せつけられるか≫


三竿、青山らボランチ勢は柴崎岳とポジションを争うこととなる。ロシアW杯では卓越したゲームメイクで日本躍進の原動力となった柴崎だが、ヘタフェでは苦しい状況が続いている。最近は第6節から3試合連続で招集メンバー外、開幕節のレアル・マドリード戦でのフル出場を含め、今季は118分しかプレーできていない状況だ。森保監督は「世界で活躍してくれた選手」と期待を込めて招集したが、実戦感覚やコンディションの良し悪しは未知数な部分が大きい。遠藤航(シント・トロイデン)も名を連ねる激戦区だが、柴崎の出来次第では、パワーバランスに大きな動きが生じる可能性を秘めている。

■北川航也(FW/清水エスパルス)


負傷した小林悠が代表参加を辞退したことでチャンスが巡ってきた。推進力豊かなドリブルや一瞬の飛び出しに優れ、左右両足から繰り出されるシュートは威力も精度も申し分ない。前節の静岡ダービーでは2得点をマークし、リーグ戦のゴール数を11まで伸ばした。今最も勢いのあるアタッカーと言えるだろう。

≪不動の1トップを脅かすには目に見える結果を≫


森保監督が1トップ、または2トップを採用した場合でも、大迫勇也がファーストチョイスとなることが予想されている。ロシアW杯アジア最終予選以降、日本の最前線を任されると、6大会連続のワールドカップ出場に貢献。ワールドカップ本戦でも結果を残すと、今季はブレーメンに移籍した。さらに、本職ではないサイドを任されながらも、レギュラーを獲得。リーグ第2節では初ゴールをマークした。チームもリーグ戦4位と順調なスタートを切るなど、今回招集されたメンバーの中でも、実績、コンディションともに盤石の状態だ。2トップの一角として、あるいは大迫からレギュラーを奪うためには、ゴールやアシストといった目に見える結果を残すしかない。

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