2015年以来の代表招集となった南野拓実がトレーニングを行った
4日、「キリンチャレンジカップ2018」チリ戦へ向けて合宿を行っている日本代表にザルツブルクの南野拓実が合流した。
「ワールドカップも見ていましたし、代表に対する思いは自分の中にずっとありました。悔しい気持ちもありましたけど、その分今回チャンスをもらったので、しっかり生かしたいです」
2015年11月を最後に代表から遠ざかっていた。同年に移籍したザルツブルクでは2年連続二桁得点を記録するなど活躍。リーグ戦でも3連覇を経験した。それでも、南野の名前が呼ばれることはなかった。一方、日本代表はロシア・ワールドカップで2大会ぶりのベスト16に進出した。南野も自分がいない代表の活躍を見て、悔しさを募らせていたという。
「一番印象に残っているのはベルギー戦で、あと一歩でベスト8に行けなかったのが、自分も見ていて悔しかった。というのと、『自分もここに立ちたい!』という思いも強くなった。今回何かしら活躍することが次のワールドカップへつながると思うので、それに向けて全力を尽くしたいと思います」
新指揮官の森保一監督は“3-4-2-1”を基本フォーメーションとすることが予想されている。セレッソ大阪時代はサイド、ザルツブルクでは2トップの一角やトップ下、シャドーでもプレーしている。「どこでプレーするイメージか?」という質問にも「どこでも」と答えられるほど、前線でのプレーには自信を深めている。ポジションにこだわりはない。求めているのは結果のみだ。
「シャドーでもFWでもサイドでも、チャンスをもらったところで役割を果たすことを考えている」
日本代表での出場は2試合のみで、いずれも85分過ぎからの途中投入だった。代表経験という点ではライバルたちに劣る部分もあるが、「自分の中では常に成長してきた自負はある」とポジション争いに負けるつもりはない。
日本は7日にチリ代表と、11日にはコスタリカ代表と対戦予定。4年後のワールドカップ出場へ、南野の新たな挑戦が幕を上げた。
By サッカーキング編集部
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