空港で取材に応じた乾
ベティスに所属する日本代表MF乾貴士が、新シーズンに向けて25日に出国した。
ロシア・ワールドカップでの活躍もあり、オフは「いつもと違って忙しくさせていただきました」と笑った乾。今夏にエイバルからベティスへと移籍を果たしたが、新シーズンに向けては、「新しいチームで新しいサッカーができることが新鮮で楽しみです。しっかりとアピールできるように練習から入っていきたいです」と、合流初日からの猛アピールを誓う。
海外でのプレーは8年目、ラ・リーガでの戦いは4年目を迎える。「まずは監督の戦術をしっかりと理解しないといけないので。理解して、チームに溶け込んで、少しでもチームの役に立てるように頑張っていきたい」と殊勝に話すと、今シーズンの目標としては「100試合出場がもうすぐ(ラ・リーガ89試合、コパ・デル・レイ含めると94試合出場)なので、それは早く達成したい」、「多くの試合に出ること、そしてヨーロッパリーグもあるので、少しでもチームが上に行けるよう、それに貢献」することを挙げている。
乾は、駐日スペイン大使館で行われたベティス加入会見の席で「最後の移籍になる」と話したが、真意を改めて問われると、「ベティスとの契約を全うしたら、年齢的にそこからの移籍は難しいものになると思います。そういった意味で最後、と言いました。活躍すれば他からオファーが来るかもしれないですし、エイバルに戻れる可能性もあるかもしれないです。でも、そういう覚悟でやっていきたいと思います。僕にとってはスペインしか考えられないですね」と回答。
あくまで「海外での移籍が最後という思いでやっている」ということで、将来的な国内復帰については「日本ではいずれプレーします。長くプレーしたいですし」と、年齢面や外国籍選手であることなどから、キャリア終盤は国内でプレーすることが現実的であるとの見解を示している。
By サッカーキング編集部
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