日本代表を率いる西野監督 [写真]=Getty Images
決勝トーナメント1回戦のベルギー戦を前に、日本代表を率いる西野朗監督が前日会見に出席した。
すでにポルトガルとアルゼンチンという強豪国の敗退が決まり、ノックアウトステージの怖さを思い知らされた。西野監督も「紙一重の戦い」だと気を引き締めている。
「世界のトップ3にランクしている強豪国です。あらゆる策を駆使して戦いたい。そうすれば我々の勝機がピッチ上に落ちると思うので、それを拾っていきたいですね。間違いなくベルギーの方が強いですが、ウィークポイントもある。日本の強さを前面に押し出して戦いたいです」
次戦から引き分けで90分の戦いを終えた場合、延長戦、そしてPK戦が設けられる。開催国ロシアが格上のスペイン相手にPK戦で勝利を収めたように、番狂わせの可能性もあるが、「一度も練習したことはない」と口にした。
「あの精神状態をトレーニングの中で作ることは不可能だと思っているので。いろんな要素が絡んだ中で、あの緊張感でボールをセットできるかできないかという話です。なので、PKの練習はあまり意味のないトレーニングです。現状、一度もピッチでトレーニングはしていませんし、そこに至る前に決着をつけたい」