2018.06.27

【徹底分析】エースに欠場の可能性も…日本が知っておくべきポーランド代表4人のアタッカー

レヴァンドフスキの欠場が噂される中、日本代表が警戒すべき4人の選手とは [写真]=Getty Images
サッカージャーナリスト。プレー分析を中心に、海外サッカーから日本代表までカバー。

 グループステージ組み合わせ抽選会でポット1だったポーランド代表が、まさかの2連敗で敗退が確定した。いわゆる“チーム崩壊”には至ってないようだが、今大会のベストメンバーで最終戦を勝ちにくるのか? 2020年のEUROなどに向けて出場期間の少ない選手を起用するのか?

 そんな中、エースのロベルト・レヴァンドフスキをベンチに置く可能性が浮上している。それでも、ポーランドのアタッカー陣はかなり強力だ。中央で細かく崩すパターンは少なく、サイドから縦に突破してクロスにつなげるが、4-2-3-1のトップ下、あるいは縦の2トップの2列目に誰を使ってくるかでディテールに違いが出てくる。候補となるのは、ピオトル・ジエリンスキ、アルカディウシュ・ミリク、ダヴィド・コフナツキ、ウカシュ・テオドルチュクの4人だ。

攻撃にバリエーションを加える万能型MFのジエリンスキ [写真]=Getty Images

 ジエリンスキはトップ下に加えてボランチ、サイドアタッカーもこなす万能型MFで、ポーランドの選手には珍しく変化のある仕掛けや意外性も兼ね備えている。彼がレヴァンドフスキの背後でプレーすることで、中央からのラストパスやミドルシュートもオプションとなる。しかし、ゴール前での迫力に欠け、クロスからのフィニッシュはレヴァンドフスキ頼みになってしまう。

ミリクは故障明けだが、本調子なら日本の脅威になる存在だ [写真]=Getty Images

 2年前のEUROでブレイクしたミリクは、幅広いプレーでレヴァンドフスキのパートナーを務める。縦の2トップを形成しながら深い位置でもポストプレーができるため、レヴァンドフスキをゴール前の仕事に専念させることができる。またエリア内に飛び込んでクロス合わせに行くため、サイド攻撃に応じたゴール前の厚みを出しやすい。ミリクはジエリンスキとともにナポリでプレーしている。決定力はレヴァンドフスキより落ちるものの、相手ディフェンスを脅かすハイプレスはワールドクラスの水準だ。ただし、故障による長期離脱明けの影響か、本調子からほど遠い印象で、現在の状態では守備の貢献度も期待できない。セネガル戦でも先発しながら途中交代しており、コロンビア戦は不出場に終わった。だからこそ、少しでも復調していれば日本の守備陣にとっても嫌な存在と言えるだろう。

『レヴァンドフスキ2世』との呼び声も高いコフナツキだが、ここまでのプレーは低調 [写真]=Getty Images

 コフナツキは21歳の新鋭で、セネガル戦は後半途中からミリクに代わり出場。コロンビア戦ではジエリンスキとの2シャドーで先発した。サンプドリアで注目を集め、今では『レヴァンドフスキ2世』との呼び声も高い。しかし、ワールドカップ2試合でのプレーは幅広いボールキープ力こそ目立つが、フィニッシュでは脅威になり切れずにいる。ボールを受けてもバックパスに逃れることが多く、攻撃をスピードダウンさせてしまっている。

クロス主体の戦術にはまるテオドルチュク [写真]=Getty Images

 テオドルチュクはアンデルレヒトで森岡亮太と名コンビを組む、身長185cmと大柄な本格派のストライカーだ。コロンビア戦ではリードを許した状況で投入され、レヴァンドフスキと2トップを組んだ。他選手よりもレヴァンドフスキとプレーエリアが重なるが、仮にポーランドがレヴァンドフスキとテオドルチュクの2トップを採用し、クロス主体のシンプルな攻撃を繰り出せば、体格で劣る日本を大いに苦しめるかもしれない。

 レヴァンドフスキをベンチスタートされる場合も、ポーランドの前線は前述の4人から縦か横の並びで2人を組み合わせる可能性が高い。レヴァンドフスキにばかり注目が集まるが、決勝トーナメント進出が懸かる日本は、彼らの基本的な情報を共有しつつ、これまで通りピッチで的確な対応ができるようにしていきたいところだ。

文=河治良幸

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