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スイス戦での守備の鍵は…槙野智章「リアクションじゃなくてアクション」

2018.06.08

ガーナ戦フル出場の槙野智章。この試合の“収穫”をW杯へつなげていく [写真]=Getty Images

 日本代表は7日、国際親善試合のスイス戦(8日)に向けて会場のスタディオ・コルナレドで公式練習を行った。槙野智章(浦和レッズ)は練習後、「ガーナ戦からしっかりと前を向くためにプレーで変化させている部分を出していかないといけない」と意気込んだ。

 日本代表は5月30日に行われたキリンチャレンジカップ2018でガーナ代表に0-2で敗れた。3バックの一角でフル出場していた槙野は、「負けはしましたけど、ポジティブな要素がたくさん見えた」と振り返り、その“ポジティブな要素”こそが今後の鍵になるという。

「ガーナ戦の後半のような、自分たちがリアクションじゃなくてアクションが起こせるような守備を、明日の試合、そしてパラグアイ戦で出したいというのは選手から、そして西野監督からもあった。自分たちからアクションを起こして高い位置から守備をかけるようなシーンを数多く出せていければいいし、逆に高い位置でボールを奪うシーンから攻撃につながる、シュートにつながるところを増やしていければいい」

 西野監督のもとで新たなチーム作りが進んでおり、練習を重ねるにつれて手応えも得ている。槙野は「オーストリアに入って、前線の選手と後ろの選手の共通意識が練習の中で持てている。前から行くのか、下がるのか、そういう意思統一ははっきりしている」とチームとしての自信を語った。

 それでも、今回の相手はFIFAランキング6位の強豪。槙野はスイスについて「サイドの選手も前線の選手も非常に力があって質の高い選手がそろっている」と警戒を強める。そんな相手に全てを思い通りに進めるのは難しい。槙野も「理想と現実は違う」と認め、「引いて守る時間帯もある」と臨機応変に戦っていくつもりだ。

「苦しい時間帯の中で自分たちがどうゲームプランをやるかだと思う。苦しい時こそしっかりと後ろが我慢すること、失点しないことが、この2試合でも本大会でも大事になる。後ろをやっている身としては、我慢を強いられる時間帯の中でどう耐えられるかが試される」

 しかし、耐えるだけでは試合には勝てない。だからこそ、槙野は「いかに自分たちが引いて守るだけじゃなく、自分たちからアクションを起こせる守備を出していければいい」と“トライ”することを強調。そして「そこの練習をやっているので、いいシーンは出せるんじゃないかと思う」と自信を伺わせた。

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