2018.04.03

【スカサカ!ライブ】川勝氏がハリル戦術を一刀両断 「今の感じだと1分2敗がいいところ」

サッカー総合情報サイト

「GEKIRON~激論~」のコーナーにおいて、スタジオゲストだった川勝良一氏が、2018年3月27日に行なわれた日本対ウクライナ戦での戦い方について苦言を呈した。

 ウクライナ戦は21分にオウンゴールで先制を許したが、41分に槙野智章のゴールで同点に追いついた。しかし69分に勝ち越しを許し、1-2で敗れている。

 この試合を踏まえ、川勝氏はトップ下を置く日本のシステム、“個”を強調する戦い方、マンマークの戦術、そして縦パスを多用する戦い方について、それぞれ異を唱えた。まずはトップ下を置くシステムについて。ウクライナ戦では柴崎岳がこのポジションを務めたが、川勝氏はそもそもこのフォーメーションに無理があると語る。

「世界的に見ても、トップ下のポジションを取れるチーム、選手は少ない。システムに多少無理があるので負担が大きすぎて、(柴崎は)自分のリズムを崩した。コンディションも大事だし、周囲がサポートする動きがないとトップ下は置けないと思います」

 続いては“個”を強調する戦い方について。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は就任当初からデュエル(個の戦い)を強調する戦い方を強いてきたが、これも日本人の特性には合わないという。

「相手に合わせるのもいいけど、相手に合わせてボール奪取をする、となった時に、それぞれの選手の立ち位置がイメージとはだいぶ違うと思うので、“個”の時間が増える。でも、W杯出場国の中では日本はランキングがだいぶ下なので、“個”をできるだけ避けないとボールが来ないし、ゲームも安定しない。“組織”から“個”になった時にそういう負担が出ているから、パスミスやボールロストするシーンが多く、単純に解消されていないですよね」

 川勝氏はこの試合で日本代表が採ったマンマーク戦術についても一刀両断した。

「サッカーの基本中の基本として、ボールがどこにあるかでポジションを取らなければならない。相手のセンターバックがボールを持っている時にサイドに引っ張られるのはおかしいし、その時にはFWとトップ下の2人が、サイドに飛ばされないように壁を作って切らなければならない。それがあって初めて他の選手も絞ってきて、同サイドでボールを奪って、そのまま距離感でボールを運んで突破に持っていける。それが、ボールがどこにあっても自分のポジションを取り続けているので、小学生のサッカーみたいに見えるし、攻撃でそれぞれがたくさんミスをしているように見える。ちょっと無理があるなというのが、(マリ戦から)2試合続いていた感じですね」

 マンマーク戦術は、守備から攻撃に切り替わった際にも悪影響が出ているという。

「2列目にものすごく速い選手がいて、ほとんど中盤を使わずロングパスを蹴って攻められるのであれば問題ない。逆に中盤をしっかり作るスタイルの中でやるとしたら、守り方が攻め方に悪影響が出てしまう。マイボールになった瞬間にみんな20メートルぐらい離れている。(ウクライナ戦では)長谷部誠が何度かパスミスしていたけど、あれは半分以上、本人の責任じゃない。味方が遠いし、(相手の背後に)隠れているせい」

 最後は今の日本が志向している縦に速い攻撃について。川勝氏は、ボールの流れや選手のポジショニングに問題がある分析する。

「マイボールになった瞬間に縦と言うけど、相手が(ボールホルダーに)プレスをかけてきたら縦も何もない。かと言って(中盤の選手がボールを持って)横に動かす時も、サイドの選手がボールを受けようとしないし、センターバックも近い。ギャップがないから、ボランチからセンターバックに下げても、相手FWがプレスをかけてきたらセンターバックがパニックに陥る。ボランチがボールを奪って相手に寄せられたら自動的にセンターバックがダウンしてバックパスを受け、それで横パスで落ち着かせて、パス出せる中盤が触るとかしないと。今の感じだと(W杯本番では)1分2敗がいいところかな。そんなに簡単な相手はいない」

 4月6日(金)21時から放送される『スカサカ!ライブ』では、J1第6節ジュビロ磐田対清水エスパルスのプレビューやJリーグYBCルヴァンカップ第3節のハイライト、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝レビュー、そして新コーナー『少年大志』の第1回などが放送される予定となっている。

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