2018.03.28

【スカサカ!ライブ】大迫勇也が語るケルンでの日々「単純に激しい。戦う」

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 番組MCの岩政大樹(東京ユナイテッドFC)がプロデュースするインタビューコーナー「今まさに聞く」~ケルン・大迫勇也篇~前編が放送された。

 岩政と大迫は鹿島アントラーズの元チームメートで、ともに2013シーズン限りで鹿島を離れた経緯を持つ。「大柄な外国人選手に対して身体を当てながらプレーできる、日本の中でも稀有な存在。歴代の中でもそんなタイプはなかなかいない」と評する大迫から、岩政はどんな話を聞きだすのか。

■ドイツでの4年間

岩政大樹(以下、岩政) 4年という時間かな、ケルンに来て。ケルンというチームにこれだけ長くいるとは。加入当時にいた選手ももうそんなに多くないよね?

大迫勇也(以下、大迫) そうですね。半分以上はもう変わっていますからね。本当に中心選手ぐらいですよね。

岩政 個人的には、チームでずっと活動していく中で、体調不良とかがあっても、復帰してすぐにチームの重要な役割を担う存在として使われているじゃない? 信頼され、チーム内の重要な存在になっているなというのをすごく感じるんですけど。

大迫 監督からは信頼はされてきていますね。選手からももちろん信頼されていると思っているんで。同じ選手でやっているんで、そこは練習や試合になれば、自然とボールが集まってくるようになりましたね。

岩政 ドイツのサッカーをうかがう前に、ドイツに来たことについて、この前僕、考えていたら、(鹿島を)退団したタイミングが一緒なんだよね。2013年シーズンで終わりだもんね。

大迫 そうっすね、そうっすね。

岩政 あのタイミングってさ、2014年ブラジル・ワールドカップの半年前だったじゃない? そこからの半年間でW杯も当然頭にあって、早めに結果を出さなきゃというのもあったと思うんですけど、半年間で結果を出したというのは大きな自信になりました?

大迫 そうっすね。でもあまりW杯というのは考えてなかったですね。もう必死でしたね。ガムシャラに、W杯よりも第一にチームじゃないですか。チームで出られなかったら終わりなんで。ここで生き残れなかったらもう先はないなという感じでしたね。

岩政 そこからドイツでの時間が長くなっていったんですけど、ドイツでFWとしてやっていく中で、最初はスムーズにいきながら(ケルンに移籍して)1部で当然レベルは上がったと思うんですけど、対応って、どう違うんですか? 僕はDFなので興味があるんだけど。重いのは重いの?

大迫 重いですよ。やっぱりタフですよね。こっちの選手みんな。みんなタフ。やっぱり日本と比べても、全然タフさが違うかな。戦うし。それプラス、1部には技術がある。

岩政 ということは、2部から1部になった時の適応はまた少し違ったんですか?

大迫 最初は違いましたね。やっぱりちょっと技術がついてくるんで、まあ好きでしたけど。逆にそっちのほうが。まあただ、1部はどうしてもデカくて強いやつを一番前に置く傾向があるので、そこの葛藤は最初ありましたね。

岩政 日本人選手がこっちに来てFWのポジションをするというのはなかなか難しいじゃないですか。

大迫 僕みたいなタイプは正直、なかなか(難しい)ですね。黒人のデカい選手がいたら監督はそっちを使っちゃうんで。逆にオカさん(岡崎慎司)であったり、ああいう動いて走る選手は使われるかもしれないですけど。チームの色によっては。そこのもどかしさはすごくありましたけどね。

岩政 そういう時は、どういった思いでやっていたんですか?

大迫 まずは自分が与えられたところでやるしかないんで、自分しかできないことをやろうとしましたね。しっかり起点を作って、そこから自分のところにボールが集まるようにしました。

岩政 あと僕が見ていて、日本のサッカーとこちらのサッカーを見ていると、一対一も当然厳しいんだけど、セカンド、サードの反応も速いように見えるんですよ。

大迫 速いです。ドイツって本当に堅いと思います。みんなしっかり組織で守るから、ミーティングとかでもカバーリングの意識とか、セカンドボールとか、すごく言いますよ、監督は。

岩政 1人かわしてもまたすぐに次がいて、どんどん来る感じ?

大迫 そうですね。

岩政 そこはやっぱり差があるということですね。守備の仕方の部分では。練習でも違うんですか? 要求がチーム全体にされる?

大迫 練習は激しいですよ。もう、単純に激しい。ガツガツ、1対1、2対2、3対3、やりますからね。シーズン中でも。日本じゃなかなかないですよね。

岩政 日常的にバチバチ?

大迫 バチバチ。それが良かったですけどね。最初は。対人に慣れるから。

岩政 ポジションもいろいろなところをやる中で、相手をかわす自分の個性を出せるようになったことによって、FWのポジションができるようになっていったということですか?

大迫 そうっすね。まず監督とチームメートに認められることが、まずは本当にそこが一番ですよね。そうすれば、多少守備をサボっても言われなくなる。そこが一番大事ですね。「全部守備をしろ」と言われても無理なんで。うまくサボりながら前に残って、ボールを取った時に自分を見てもらって、そこでボールを持った時に違いを作れれば何も言われないんで。そこだけですね、最初考えたのは。

岩政 まず違いを見せて段階を追って、中心になっていく感覚というのは、自分の中である程度、その時の監督やチームメートの信頼を得るためのいろいろな、計画性まではいかないけど、立ち位置を見極めながらやっていったということですか?

大迫 試しながら、練習の時からやるしかなかった。守備をサボったり、その代わりボールを持った時にアシストしたり点を取ったりすれば何も言われないし、逆に「(前線に)残っておけ」と言われるんで。

岩政 チーム内で中心選手でもありますし、いろいろな声掛けもしているんですか? 「こうしていこう!」とか言うんですか?

大迫 そうですね。ただ、(ジョン)コルドバっているじゃないですか。英語もドイツ語もできないので、会話できないんですよ(笑)。もうすごいですよ(笑)。あそこまでできない選手はなかなかいないぐらい(笑)。

岩政 じゃあ、ジェスチャーとかで何となく伝えようとして持っていくという感じですか?

大迫 (両手を選手のポジションに見立てて)こう、こう、みたいな感じで。でも全然分からないんで、大変でしたね。縦に走る能力はすごいんですけど。推進力は。

■17-18シーズン終盤線について

岩政 ケルンはこれから今シーズン残り、だいぶ調子が上向いてきたじゃないですか。

大迫 そうですね。好転してきましたね。

岩政 ここからチームとして、自分自身として、シーズン終盤をどのような展望の中で戦っていますか?

大迫 けっこう下位のチームと当たることが多いのかな。まだ下位のチームとの直接対決が残っているので、正直そこ次第ですね。直接対決で叩ければ(1部に)残れるんじゃないかなと思いますね。

岩政 ドイツは昨年1回来て、これで2回目なんだけど、日本でもよく言われるけど、サッカーが文化になっていると。その中に住んで立場を確立していくってすごいことだなってここに来てすごく感じたんですけど。

大迫 楽しいですよね。サッカーをみんな見ているのがやっぱり嬉しいし。日本だったらやることがたくさんあるじゃないですか。だからやっぱり(ドイツは)いい国だなと思いますね。スポーツをやっている人間としては。

岩政 やっぱり、期待も普段から感じますね。今の感じだと。

大迫 そうっすね。でもケルンは特殊じゃないですか。みんな明るいし。

岩政 ああ、なんかみんな明るいみたいですよね。

大迫 だからすごくいいですよ。街は。

 3月30日(金)放送の『スカサカ!ライブ』は、通常どおり21時スタート。ロシアW杯の強化試合、日本対ウクライナ戦の徹底分析やJ1第5節柏レイソル対ヴィッセル神戸の試合直後レビュー、FC東京対ガンバ大阪のプレビューなどをお届けする予定。「今まさに聞く」はケルン大迫勇也篇~後編が放送される。

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