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【スカサカ!ライブ】ロシア行き23人は誰? 岩政、都並氏、加地氏が激論を交わす

2018.03.27

「GEKIRON~激論~」のコーナーにおいて、番組MCを務める岩政大樹(東京ユナイテッドFC)、スタジオゲストだった都並敏史し、加地亮氏が、「マリ戦で見えた! ハリルジャパンに必要な選手」というテーマで激論を交わした。

 放送直前に行われた日本vsマリでは、前半終了間際に宇賀神友弥がPKを与えて先制を許したが、後半アディショナルタイムに中島翔哉が同点ゴールを決め、辛くも1-1で引き分けた。この試合に出場した選手を中心に、3人がロシア・ワールドカップに向けてどの選手が必要なのかを語り合った。

 まずはGK。マリ戦では中村航輔が先発出場したが、都並氏はこのチョイスについてこのように分析した。

「これまでは(川島永嗣、東口順昭に次ぐ)3番手の若手扱いだったのが、力があるから本番でどのぐらいできるのか、できたら2番手に上げるぞというメッセージだったのかなと。実際にできていたんじゃないかなと思います」

 一方、加地氏はGKの注目選手としてガンバ大阪時代のチームメートである東口を挙げたが、意外な一面も紹介してくれた。

「東口選手はガンバで一緒にやっているので応援したいですね。めっちゃ伸びますし反応も速いですし。ただ、キャラが、関西人なんですけど面白くないんですよ(笑)。ヒドい(笑)」

 右サイドバックは本来の主力である酒井宏樹がケガで離脱し、遠藤航もケガを抱えていることもあって、左サイドが本職の宇賀神が抜擢された。しかしPKを献上するなど安定を欠き、前半のみで交代することになった。都並氏は宇賀神についてこう評価している。

「悪くはなかったし、素晴らしいクロスも1本ありました。ただちょっと、プレスのところでは迷いがあったのと、前の選手を自分が主導して動かしている感じがなかったですよね」

 一方の左サイドバックは長友佑都が先発フル出場したが、セカンドチョイスとして招集された車屋紳太郎への評価はどうだろうか。現役時代、左サイドバックだった都並氏はこう語る。

「これもまた厳しいんだよね。車屋選手の攻撃力は非常に面白いものがあるんですけど、ディフェンス力を比べると、一対一の対応や人の使い方はまだ長友の比ではない。槙野が左でやるケースや、非常に守備的にして仮想5バックみたいになる形もあるのかなと思います」

 右サイドは酒井宏樹、左サイドは長友が当確となっているが、バックアップメンバーに不安がある。岩政はこのような提言をした。

「両サイドともにバックアップが不安じゃないですか。だから、元チームメートだったからとかは関係なく、内田篤人が入ってくる可能性も出てくるんじゃないかと思っています。酒井宏樹選手、長友選手の次に、経験のある選手を置いておきたいというのも監督は考えるんじゃないかなと」

 センターバックは吉田麻也がケガで招集外となったため、昌子源と槙野智章が出場。サブには植田直通と森重真人が入った。都並氏はこう語る。

「槙野選手はガツガツ行く部分がよく出ていたし、カバーリングのところも良かった。全体的にセンターバックからのパスミスが、昌子選手も何度かあったけど、それなりに力はある選手たちだと思います。森重は元々、吉田がいない時に必要な人間なのかなと思っていたので、僕は安定感のある森重はほしいと思いますね」

 では、同じセンターバックの岩政はどのようなメンバーでW杯に臨むべきだと思っているのだろうか。

「吉田選手は入るでしょう。(吉田とのコンビで一番いいのは)僕は昌子選手だと思いますけど、ただ、ここ最近の代表で言うと、槙野選手のほうが前回のヨーロッパ遠征でも結果を出していますし、そのあたりで一歩リードしていると思います。そこにもう1枚入ってくるでしょうから、森重選手か植田選手か。安定感(森重)を買うか、パワープレー対策で高さのある植田を入れるかというのは気になります」

 中盤は長谷部誠、大島僚太、森岡亮太が先発出場した。大島、森岡というクリエイティブな選手を入れたことについて、加地氏は「これまで速さのある人ばかりを入れていたイメージがありますけど、今回はテンポ、パスワークを大事にしている印象がありますね」とコメント。

 一方、都並氏は「アンカーを置いてトップ下に柴崎と森岡とか。ものすごくリスキーだけど、攻撃的には面白い」と語りつつ、W杯ではより現実的なチョイスになるのではないかと予想した。

「井手口陽介にコンディションを上げてもらって、長谷部、山口蛍、井手口という守備のための三角形がファーストチョイスにあって、それでリードを奪われたらトップ下を入れて4-2-3-1、最後は4-3-3とか、そういうことを考えている気がします」

 トップ下には香川真司や清武弘嗣もいる。陣形も含め、どのようなチョイスになるのか注目だ。

 前線は3トップで、右から久保裕也、大迫勇也、宇佐美貴史という組み合わせ。途中から中島翔哉、小林悠、本田圭佑が入り、試合終盤には大迫と小林の2トップで戦った。

 3トップの人選について、都並氏はこう語っている。

「左ウイングのレギュラーは原口元気だと思います。左が原口、真ん中は大迫、右は浅野琢磨がいなければ久保。ディフェンスができてスピードがある選手で間違いないと思います。左サイドの枠としては乾貴士もいる。乾はディフェンスもできるようになっているからいいと思います。競争は厳しいですね」

 岩政は終盤に2トップにしたことに着目し、このような提言をした。

「2トップにしたのが大きなトピックだと思います。大迫選手と小林選手の2トップで勝負に出ていましたが、2トップの構想があるなら岡崎慎司選手も候補に入るんじゃないないのかというのはあります」

 加地氏も「見えないところのランニングは重要」と岡崎のメンバー入りに期待を寄せた。

 3月30日(金)放送の『スカサカ!ライブ』は、通常どおり21時スタート。ロシアW杯の強化試合、日本対ウクライナ戦の徹底分析やJ1第5節柏レイソル対ヴィッセル神戸の試合直後レビュー、FC東京対ガンバ大阪のプレビューなどをお届けする予定。「今まさに聞く」はケルン大迫勇也篇~後編が放送される。

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