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長友佑都が実感する新天地トルコでの成長「水を得た魚のよう」

2018.03.21

この日の練習では、ミニゲームで本田とマッチアップする場面もあった

 ロシア・ワールドカップに向けたメンバー選考の最終試験を前に、DF長友佑都が生き生きとしている。

 今年の1月末に移籍したトルコのガラタサライは、「最高ですよ。僕はイタリアしか知らなくて、正直、他の街にフィットできるか不安はありました。でも、想像を超える居心地の良さです」という充実ぶり。新たな環境にすっかり馴染んでいるようだ。

 加入直後から7試合連続でフル出場を果たし、1アシストを記録。ファティ・テリム監督の評価は極めて高く、ガラタサライ側が完全移籍での買取を希望しているとの報道が出るほど。短期間で新天地に適応できた理由について、長友はこう語る。

「イタリアでは守備を求められていて、自分が『ここで上がりたい』と思うタイミングでも、戦術面で守備のバランスを意識することが多かった。でも、ガラタサライの監督が求めるサッカーはサイドバックも攻撃的。なんだか昔の自分に戻ったような、がむしゃらで生き生きしているなと。水を得た魚のような居心地の良さがあって、プレーが楽しいです」

 長友の攻撃参加のスピードや質、豊富な運動量は、対戦相手にとってかなり厄介だろう。それらの長所を思う存分発揮できるのも、イタリアで培った約7年半の経験があってこそ。長友は攻守のバランス面で変化を実感しているという。

「イタリアで守備を学び、今はトルコで攻撃をどんどんやっている。試合で行くところ、行かないところのバランスは自分の中で取れてきている。若い頃は後ろのことを気にせずに、前に行ってばかりでしたけどね。そのバランスを代表でも出していきたい」

 31歳を過ぎても彼の向上心が尽きることはない。「新たな地で勝負するという決断をして良かった」と笑顔で言い切った長友には、自信がみなぎっていた。

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