日本代表の練習に精を出す中島翔哉
2018 FIFAワールドカップロシア大会まで残り約3カ月と迫ったこのタイミングで、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は新戦力を招集した。公式戦27試合出場9ゴール8アシストを記録したMF中島翔哉(ポルティモネンセ)だ。“ジョーカー”として活躍が期待されている中島は、本大会に向けて意気込みを語っている。
実はAFCアジアカップ2015の前に、日本代表の練習に参加したことがある。当時の経験があるから、そこまでの「違和感」は感じなかった。
「あの時練習に参加したのを覚えていたので、全く初めての選手よりはやりやすいな、と思いました」
昨年8月にFC東京からポルトガルのポルティモネンセへ移籍。安定した活躍を披露しているものの、日本でやっていた頃とやり方を変えた点は特にないと語る。
「こっちに来て何かを変えた点は、そこまでないと思います。(活躍できているのは)チームメイトと監督のおかげ。あのクラブに移籍したからこそ、日本代表に呼ばれるところまで来られました。彼らのためにも精一杯頑張りたいです」
「ポルトガルは自分の特徴を出しやすい環境ですね。国ごとにそれぞれのスタイルがあると思いますが、ここはもともと自分にあっているのかもしれません。それが結果に表れているのだと思います」
ポルトガルではポルト、スポルティング、ベンフィカという3つのビッグクラブがある。強敵との戦いを自分の肌で感じることが成長を促し、サッカーを楽しめる要因になっている。
「やっぱり彼らはちょっとレベルが違います。プレースピードも速いです。でも、高いレベルの選手たちを相手にするとすごく楽しいんです。マリとウクライナがどれくらいのチームなのかは実際にやらないとわかりませんが、また楽しめるかなって思います。日本にいた時も楽しかったですが、今は違う楽しさがあります。色々な国の選手と対戦できるからですね」
ハリルホジッチ監督は中島の“個”に期待しているとメンバー発表時に明らかにした。本人もその部分を前面に押し出したいと考えている。
「ボールを持ったら前を向いて仕掛けていくのが自分の持ち味です。そこはどのチームでもやっていたことなので、代表でも出していきたい。その部分を、うまく味方とプレーしながら出していければと思います」
日本代表は23日にマリ代表、27日にウクライナ代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト