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原口元気、日本代表合流前に完全復活「やっと気持ち良くサッカーできた」

2018.03.17

デュッセルドルフに所属する原口元気 [写真]=Bongarts/Getty Images

 日本代表の欧州遠征を前に原口元気が脳震とうから復活した。16日のブンデスリーガ2部第26節アルミニア・ビーレフェルト戦でほぼフル出場を果たし、試合後には「(状態が)完全に戻ったと思います」と語った。

 デュッセルドルフに所属する原口は、2月2日に行われた第21節のザントハウゼン戦で相手選手と衝突し、脳震とうで負傷交代を余儀なくされた。その後は安静にするため、「10日間はホテルの暗い部屋にずっと閉じこもりきりだった」という。第22節〜第24節まで3試合の欠場を強いられ、不安とも戦った。「いつ終わるんだっていう恐怖心があった。普通だったらこんなに長引かないのが、すごい長引いたから」。

 そんな苦しい時期を経て、ピッチに戻って来たのは負傷から1カ月後だった。3月4日の第25節ザンクトパウリ戦で復帰を果たし、同11日の第26節デュイスブルク戦でも2試合連続で先発出場。どちらも後半途中までプレーしたが、「復帰してからもずっとめまいが残っていた」と完全な状態ではなかった。

 それでも、ビーレフェルト戦で3試合連続の先発出場を果たした原口は、57分にゴールにも絡み、後半アディショナルタイム2分までプレー。ほぼフル出場で、4-2の勝利に貢献した。「今までで1番感覚も良かったし、1番走れていた。(調子が)徐々に上がって来ているのは分かっていたので、今日は最後までいけるだろうなと思っていました。やっと今日、久しぶりに気持ち良くサッカーできた感じです」と復活に手応えを感じている。

「脳震とうでちょっと悪い状態でも、監督は使ってくれていた。まだ全然100パーセントじゃない状態で2試合使ってもらえたことは、僕にとってでかかった。やっと今日、100パーセントで出来て、自分の中で少しはチームに貢献できるかなぐらいな感覚にはなりました」

 脳震とうから復活した原口は、約9カ月ぶりの代表復帰となったFW宇佐美貴史とともに、欧州遠征に臨む日本代表へ合流する。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からは2人とも左FWとして招集を受けたが、デュッセルドルフでは原口が左FW、宇佐美が右FWでスタメン入りし、現在3連勝の好調を支えている。それだけに原口は、「(宇佐美と)共存できたらいいと思う。だってこのチーム(デュッセルドルフ)でしっかりやれているから。できたら一緒に出たいです」と代表でも共闘を望んだ。

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