ブラジル戦に先発出場した井手口陽介 [写真]=Getty Images
ブラジル代表との一戦を終えたMF井手口陽介(ガンバ大阪)が、「初めてだった」というトップ下でのプレーを振り返った。
日本代表は10日にブラジルと対戦。この試合で長谷部誠(フランクフルト)、山口蛍(セレッソ大阪)とともに中盤で起用された井手口は、相手のボランチ・カゼミーロへのファーストディフェンスという役割を託されたという。つまり三角形の中盤の頂点、トップ下に入った。
立ち上がりはその井手口を中心に高い位置からプレッシャーをかけ、ボールを奪うシーンを作った日本。しかし10分にPKで失点を喫すると、その後も立て続けにゴールを許し、前半だけで3点のビハインドに。後半に井手口のCKから槙野智章(浦和レッズ)が決めて一矢報いたが、このまま1-3で敗れた。
井手口は守備を最優先するようにとの指示を受けていたようだが、時折、“トップ下らしく”相手ディフェンスラインの裏を狙った動き出しも見せていた。ただ、それも手探りでのプレーだったようで、不慣れなポジションを務めた難しさを次のように明かした。
「攻撃の時にどうしたらいいかわからない、というのはありましたね。初めてだったので。わからないなりにやっていましたけど(苦笑)」
それでも、「トップ下・井手口の可能性は?」という質問を受けると、新境地開拓への意気込みを示した。
「いろんなポジションができて悪いことはないので、どのポジションでもこなしていけるようにしていきたいですね」