2017.03.29

【コラム】岡崎慎司の“本当の凄さ”…史上3人目の代表50点も「自分は生かされてここまできた」

岡崎慎司
日本代表通算50点目をマークした岡崎慎司 [写真]=兼子愼一郎

 2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選第7戦が28日に行われ、日本代表はタイ代表に4-0で快勝。この試合に先発したFW岡崎慎司(レスター)が代表通算50得点目を記録し、日本代表の勝利に華を添えた。

 岡崎らしいダイビングヘッドでのゴールに、自身も「FWとして自分の感覚を蘇らせるという意味でも良かった」と安堵。所属クラブでは昨年12月からゴールがなく、代表でも昨年6月のブルガリア戦以来、実に9試合ぶりのゴールだった。

 日本が1点を先制して迎えた19分、右サイドで久保裕也(ヘント)がボールを持つと、「インザーギのゴール集を見てイメージを膨らませていた」岡崎が体を投げ出しながらニアサイドでヘディングシュート。これが日本代表史上3人目となる通算50得点目となった。

 岡崎は、釜本邦茂(75得点)、三浦知良(55得点)に続く50得点越えにも「全然実感はない」と答え、その理由を「自分は生かされてここまできた」からと振り返る。

「自分の能力の低さをいつも、何でオレはこんなに下手なんだと思いながらやっていて、周りに自分の動きを見てもらってそれを生かされて点が取れていたというのを思い返してやっている」

 自身に足りない部分を補うために何が必要かを考え、そのための努力を怠らない。自分の可能性を信じ、努力を継続できる。それこそが岡崎の本当の凄さなのかもしれない。そして、その証左が今回の50得点ということになるのだろう。

「まだ予選突破が決まったわけではないし、もっと厳しい試合が今後あるので、そういうときにゴールを決めたい」。そう語るストライカーのさらなる成長に期待したい。

文=平野由倫

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