2016.11.16

セルジオ越後、ハリル決断支持「メディアは選手を平等に評価しろ」「純粋な競争が代表を強くする」

サウジアラビア戦に先発した日本代表メンバー [写真]=Getty Images
日本サッカー界のご意見番。

 日本代表は15日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選の第5戦でサウジアラビア代表と対戦し、2-1で勝利を収めた。

 試合後、『サッカーキング』ではサッカー解説者のセルジオ越後氏に話を聞き、試合を振り返ってもらった。

「まずは勝ってよかった。勝利は最低限の目標だったからね。これで振り出しに戻したと言えるかもしれないが、残りの試合はアウェーが多いし、サウジアラビア、UAEとの敵地での試合も残している。厳しい試合が続くことに変わりはないよ」

「ゴール前でのチャンスは多かったが決めきることができないのは相変わらずだ。大迫(勇也)もサウジ戦では得点はできなかった。アウェーゲームや強豪との試合で得点できるか不透明だし、その点はしっかりと判断・評価をしなければいけない」

「原口(元気)や大迫が光ったプレーをしたように見えたのは、これまでの“不動”のメンバーがいかにダメであったか、ということの裏付けでもある。本田(圭佑)や香川(真司)を先発から落としたことは遅いくらいだ。原口や大迫が体を張ってプレーできたことは、コンディションがいいからということ。クラブで試合に出場しているからということに他ならない」

「今回の試合は後がない状態で臨むことになり、ハリルホジッチは「海外での大きな経験を持つ選手」「存在感がある選手」をベンチに置く決断ができた。試合前に選手の選択についていろいろと話していたが、ハリルも日本のメディアの傾向を掴んだんじゃないかな。クラブで出場して活躍することが代表選考に優先されるべきことであることは証明された。メディアはしっかりと人気選手についてだけでなく、必要な選手、不必要な選手を判断して批評しなければいけない」

「不動の選手がいるようにメディアが見せ、使わなければいけない雰囲気にしてしまうことがおかしい。監督の解任について声高に叫んでいたようだが、それと同様に選手の是非をしっかりしなければいけないことがメディアへの責任だ。例えば本田は今、ミランでベンチにいることが当然と言える状態の選手であることは間違いない。でも日本ではベンチスタートになっただけでメディアが騒ぐ。選手とは平等に扱い、平等に評価しなければいけないものだ」

「次の試合は来年。今クラブで出場機会がない選手たちは移籍を考える必要がある。クラブでの結果が代表に反映される。そういった純粋な競争が必要だ。これまでの“不動”の選手が今回の先発落ちを受け止めて、クラブでの活躍をしっかりと見せ、代表に選ばれるように努力をする。それがあることで代表は強くなっていくわけだからね」

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