2016.08.06

敗戦のショックを一夜で整理した室屋「失点は自分たちのミス。絶対に修正できる」

室屋成
ナイジェリア戦に先発出場した室屋成(左) [写真]=兼子愼一郎
元サッカーダイジェスト記者。12年からフリーランスに。

 リオデジャネイロ・オリンピックの初戦となったナイジェリア戦は、DF陣にとってショッキングな内容だった。

 開始6分の失点を皮切りに、まさかの5失点――。右サイドバックとしてフル出場し、2失点目と4失点目に絡んだ室屋成(FC東京)もショックを隠せなかった。

 試合後、険しい表情でミックスゾーンに姿を現した室屋は、取材陣の呼び掛けに応えることなく通り過ぎていった。丁寧な取材対応で定評のある彼が取材に応じなかったのは初めてのことだ。

「昨日はディフェンスラインとしてあれだけ失点して、試合後はどうしても整理がつかなくて、なかなか……そうですね、うまく言葉に表すことができませんでした」

 ナイジェリア戦翌日のトレーニング終了後、取材エリアに姿を現した室屋は、今度はしっかりと立ち止まり、質疑応答を行った。一晩経って頭の中が整理され、切り替えることができたのだろう。表情は前日と比べてすっきりしていて、落ち着いている印象だ。

「終わってしまったことなので仕方ない。向こうの試合(同組のスウェーデン対コロンビア)が引き分けたので、僕たちは2連勝したら(決勝トーナメントに進出する)チャンスがある。とにかく前を向いてやっていこうと思っています」

 ナイジェリア戦は初戦とあってやはり硬さがあったという。そうした中で開始早々に失点し、その4分後には目測を誤り、ジャンプしたものの相手のクロスボールに触れず、2失点目の原因を作ってしまった。

「初戦で開始早々に失点してしまって、自分のミスもあって失点を重ね、すごく責任を感じたというか、慌ててしまった部分もあった。それで後ろがバタついてしまって……」

室屋成

「慌ててしまった部分もあった」と語った室屋 [写真]=Getty Images

 ナイジェリアも前から激しくプレッシャーを掛けてきていた。それゆえにナイジェリアの背後にはスペースがあり、日本も縦に速い攻撃で応戦。だが、必要だったのはどこかで落ち着かせることだった。

「両チームが縦に速いサッカーになってしまったけれど、それはナイジェリアの得意な形で、自分たちにとって分が悪かった。そこでうまくポゼッションして、一回整えることが必要だった」

 この日の昼にはミーティングが行われ、手倉森誠監督による改善点のレクチャーがなされたという。

「試合中にもっと声を掛け合う必要があったし、球際でやられてしまった部分を含め失点は自分たちのミスがほとんど。絶対に修正できると思います」

 今度は十分すぎるほど、長時間の取材に応じた室屋は最後、きっぱりと言った。

「やっぱり前を向かなければいけないし、まだ終わったわけではない。ここで必ず取り返せるチャンスがあるので、とにかく前を向いて絶対にやってやろうと思っています」

 第2戦の相手となるコロンビアの攻め手の一つに、オーバーエイジの左MFドルラン・パボンを中心にした左サイドからのアタックがある。コロンビアのストロングポイントを封じ込められるかどうかは、日本の右サイドバックとして対峙する室屋の対応に懸かっている。

文=飯尾篤史

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