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OA組が手倉森ジャパンに合流…DF藤春廣輝「勝利に貢献することが一番大事」

2016.07.19

練習に参加した藤春。「オーバーエイジとしてチームを引っ張っていければいい」と意気込む [写真]=野口岳彦

 手倉森ジャパンに初合流したDF藤春廣輝ガンバ大阪)が、「まずは試合に出て、勝利に貢献することが一番大事」と気持ちをオリンピックモードに切り替えた。

 8月に控えたリオデジャネイロ・オリンピックに挑む日本代表は19日、千葉県内で国内合宿をスタート。初日はランニングやボールを使った軽めのメニューで調整を行った。その中に、「積極的に自分から声をかけるようにしています」と自ら率先してコミニュケーションを図る藤春の姿があった。

藤春廣輝

「喋ったこともない選手もいる」という藤春(左)。練習中は大島僚太(右)に話しかける姿も見られた [写真]=野口岳彦

 実は、合流前に同じくオーバーエイジ(OA)枠で選出されたFW興梠愼三(浦和レッズ)、DF塩谷司サンフレッチェ広島)と一緒に食事を取る機会があったという。短期間でいかにチームに溶け込めるか。出した答えは「3人が引っ張っていかなあかんけど、チームの雰囲気を崩さずにやっていこう」というものだった。そして合流初日、藤春は「あまり怖いオーラを出したらいけない。仲良くできる感じを出せば、若い人たちもやりやすいと思う」とグラウンドでは笑顔を絶やさなかった。

 以前から手倉森誠監督が「おとなしい世代」と表現してきたが、藤春もそれを実感した様子。移動の車中も「静かだった」というが、「A代表だったら、槙野(智章)くんとかうるさい人が多くて、『うるさいな』って感じなんですけど(笑)。全然違って、本当におとなしくて、いい子で、真面目です」と冗談交じりに語り、報道陣の笑いを誘った。

 今後はOA組とU-23世代選手の融合が一つのテーマとなってくる。「オーバーエイジとして入ったわけですし、プレッシャーもある。責任感が本当に求められると思うので、第一戦目で結果を残すことが重要」。そう言って、藤春は気を引き締めた。国内合宿は20日も行われ、五輪代表は21日にブラジルに向けて出発する。

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