日本代表の手倉森誠監督は「日本サッカー界の発展に対して、リオ五輪は非常に重要な戦いになる」と語った
19日、東京都内のJFAハウスで8月のリオデジャネイロ・オリンピックに挑むサッカー日本代表の壮行会が開催され、手倉森誠監督らチームスタッフが顔を揃えた。
冒頭の挨拶では、「7月1日にメンバーを発表した後、友人・知人や、地元の青森でも壮行会を開いてもらいましたが、『あれ?身内はないのかな?』と考えていました(笑)」と、いきなりの“手倉森節”がさく裂。壮行会に駆け付けた参加者たちを笑わせた。
一方、「日本サッカー界の発展に対して、リオ五輪は非常に重要な戦いになるんじゃないかと思います」と、リオ五輪でのメダル獲得により一層の責任感を口にした。その思いの裏には、ともにリオを目指して戦ったなでしこジャパン(女子日本代表)への思い、そして、日本男子サッカー悲願のメダル獲得への執念が垣間見えた。
「今回の大会に関しては、男子だけでの出場になってしまった。これまで、オリンピックやワールドカップで女子は世界を驚かせるような、そして日本に勇気や感動を届けてくれる活躍がありました。今回はなでしこがいない大会で、『すべて我々に期待されているんだな』と思いますし、男子サッカーにおいては、48年前のメキシコ五輪以来メダルが獲れていないという状況に対して、何が何でも今大会は(メダルを)獲得して帰ってきたいと思います!」
2012年のロンドン五輪はベスト4に進出も、準決勝、3位決定戦に敗れメダル獲得ならず。リオ五輪を迎えるにあたり、アジア予選を戦った選手にケガ人が相次ぎ、メンバー選考を不安視する声も上がった。それでも、日本男子サッカー48年ぶりの悲願、そして、前回あと一歩のところで手に入らなかったメダル獲得へ、「勝ってきます!」と勝利を誓った。
日本代表は、日本時間30日に国際親善試合でネイマール擁するブラジルと対戦した後、同8月5日に初戦でナイジェリアと対戦。続けて、同8日にコロンビア、同11日にスウェーデンと対戦する。
By サッカーキング編集部
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