ボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦に途中出場した槙野 [写真]=兼子愼一郎
キリンカップサッカー2016決勝戦が7日に行われ、日本代表はボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表と対戦し、1-2で敗れた。試合後、後半途中から出場した浦和レッズ所属の槙野智章がコメントを残した。
1-2とリードを許す状況で、インテル所属のDF長友佑都に代わってピッチへ投入された槙野。「守備のことも求められましたけど、攻撃のタイミングを見計らって活性化させてほしいと言われました」と交代時のヴァイッド・ハリルホジッチ監督の意図を明かした。
プレー内容については、「小林選手が僕の近くにいたし、遠藤選手も後半の頭から入っていて、途中から金崎選手も入って、僕の周りにはフレッシュな選手がいた。どうにか途中から入った選手で、攻撃に厚みをつけてコンビネーションで崩せたらなと思っていました」とコメント。後半に投入された小林祐希(ジュビロ磐田)、遠藤航(浦和)、金崎夢生(鹿島アントラーズ)とともに相手の守備を崩す狙いがあったことを明かした。
槙野はキリンカップサッカー2016のメンバーにセンターバックではなくサイドバックとして選出されていた。そのことについては、「今回僕をサイドバックとして呼んだ理由と、グラウンドで出してほしいプレーをはっきりとフィードバックしてくれました。ビデオも用意されて、悪いプレー、良いプレーを示してくれました」とハリルホジッチ監督から納得のいく説明があったことを明かした。
日本代表は9月から2018FIFAワールドカップロシア アジア最終予選を戦う。自らの立ち位置を「ボーダーライン」と語る槙野は、「今回感じたことを受け止めて、僕も一皮、二皮むけないと。同じポジションに吉田選手、森重選手、今回は長友選手と同世代の選手がいる以上負けたくないし、彼らにないものを自分は出していかないといけない」と更なるレベルアップを誓った。
By サッカーキング編集部
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