ハリルホジッチ監督が柴崎に言及した [写真]=Getty Images
日本サッカー協会(JFA)が13日に記者会見を開き、日本代表が出場する「キリンカップサッカー2016」の日程を発表。日本代表は6月3日の準決勝で、豊田スタジアムにてブルガリア代表と対戦することとなった。
同会見に出席した日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、キリンカップに招集するメンバーについて言及。新戦力抜擢の可能性を示唆しつつ、以下のように語った。
ハリルホジッチ監督は「キリンカップではもしかしたら、23人ではなく25、26人を呼ぶかもしれない。すでに頭の中で準備をしている段階だ。今までにない選手にもチャンスがあるかもしれない」と、新戦力の招集を示唆。招集の条件を問われると「資格があるかどうか、それだけだ」と、強い口調で言い切った。
「チャンスを与えた全員が有効に活用したかどうかは別の話だ。チャンスを与えても資格がなかった選手も何人かいる。全選手を常に追跡して、いかなる時もチャンスを与えたいと思っている」
そしてハリルホジッチ監督は、国際Aマッチ出場から遠ざかっている川崎フロンターレFW大久保嘉人、そして鹿島アントラーズMF柴崎岳の名を挙げ、以下のように語った。
「大久保選手にも資格があると思うが、私は年齢への考慮もしているが、彼は34歳でありながら得点王を取り続けている。彼は代表にも貢献してくれたし、リーグ戦でも(チームに)貢献している。大久保以外の若い選手にもトライしたいと思う」
大久保の名を挙げたハリルホジッチ監督は、「前回の合宿でも、私だけではなく、霜田(正浩技術委員長)をはじめとした全てのコーチがビデオを用意して選手たちとディスカッションをしてくれた。常に言っているのは『ハイレベルな舞台ではディテールが違いを見せつける』ということ。そして日本人のキャラクターを変えたいとも思っている」と、3月7日から9日にかけて実施した日本代表候補トレーニングキャンプでのエピソードを明かし、柴崎に言及した。
「(トレーニングキャンプでは)柴崎岳とも話をした。彼とは常にコンタクトを取っている。彼を見るためだけにカシマ(4月10日の明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第6節サンフレッチェ広島戦)へ行った。新しい岳を発見できた。頭でもゴールを決めた。前回、彼がいつ、頭でゴールを決めたのだろうか。ヘディングで決めたことは驚きだ。そうすることで、岳は私にとって改めて興味深い選手になった」
柴崎は代表候補トレーニングキャンプには招集されたが、同月下旬のロシア・ワールドカップ アジア2次予選では選外となっていた。
5年ぶりに開催されるキリンカップ。今大会はトーナメント制で開催され、6月3日の準決勝が豊田スタジアムで、6月7日の3位決定戦と決勝が市立吹田サッカースタジアムで行われる。
By サッカーキング編集部
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