9日に合宿最終日のトレーニングを行った日本代表 [写真]=兼子愼一郎
日本代表候補メンバーは9日、千葉県内で7日から行っていたトレーニングキャンプの最終日を迎えた。
初日の練習前、「私が就任して2年目。今年からA代表も2段階目に入った。ただ、私の我慢にも限界がある。全員でしっかりやっていこう」と、危機感を煽るような言い方で選手を鼓舞したヴァイッド・ハリルホジッチ監督。3日間の合宿を終え、「かなり有効だったと思います」と、確かな手応えを掴んでいる。
今回の合宿で、「A代表に入りたいのであれば、ディフェンスのこういった要求、オフェンスのこういった要求をクリアしてもらわなければ困るということです」と、代表入りに必要なプレーレベルの基準値を示した指揮官。そのうえで、「今日やったゲームはJリーグで見られないスピードだったと思います。彼らは1タッチ、2タッチでああいうプレーができるわけですね。前へのスプリントもできるわけです。そうすることによって点が沢山取れるわけですね」と、選手たちが見せたハイレベルなプレーを称えた。
一方で、「チームの雰囲気、選手の雰囲気は素晴らしかった」と述べつつ、「全員が素晴らしい結果だったわけではありません。何人かの選手はまだまだトレーニングが必要な状況です。一人ひとり会話をして、私の意見を伝えました。彼らはしっかりメッセージを受け取ったと思いますし、A代表でプレーしたければ、本当にことばだけでやりたいというのではなくて、資格、そういったものを見せてほしいと。そういった資格のある人しかA代表にはこれません。それをみんなに言いました」と、改めて選手を鼓舞している。
By サッカーキング編集部
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