シンガポール戦で得点を挙げた吉田麻也(左) [写真]=兼子愼一郎
2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選が12日に行われ、日本代表はシンガポール代表と対戦し、FW金崎夢生、FW本田圭佑、DF吉田麻也のゴールで3-0と勝利。試合後、チームの3点目を挙げた吉田がインタビューに応じた。
日本代表は、これで同予選5試合連続の無失点。守備面について吉田は、「相手がそんなに攻撃してこなかったので、ディフェンスとしては特にないです。むしろ、ホームでやった時よりも多少相手にチャンスを作らせてしまったんで、そこの方が気になりますね」と話し、いくつかピンチを招いてしまった点を反省した。
それでも、「前半から攻撃のバリエーションは多かったし、チャンスもたくさん作っていたので、攻撃に関してはすごく良かったと思いますね。後半は多少停滞しましたけど、とにかくしっかり勝って、いろいろなポジションの選手が点を取って、ゼロに抑えられたことは悪くなかったと思います。もっともっと局面での質を上げていかなければいけないですし、細かいところを言うと本当にミスが多かったと思うので、そこは減らしていかなければいけないと思いますけど」と試合全体を振り返り、攻撃面ではある程度収穫があったと明言した。
また、今後控える最終予選にも目を向けている吉田。チームについては、「イランとか韓国とか、アジアで強いチームと戦わなければいけないことを想定しながら、この二次予選で多くの形を作って、自分たちの土台をしっかり作らないといけないと思いますね。最終予選ではアジアでも強い相手と戦わなければいけなくなってくるので、まだ2次予選を突破していないですけど、そこへの準備も踏まえて戦っていかなければいけない。特に守備陣は無失点を続けていくことで連携が充実してくると思うので、続けていくことが大事なのかなと思います」と話し、最終予選への準備としても2次予選の一つ一つの試合が重要になると言及した。
87分、右CKから吉田がヘディングシュートを放ち、こぼれ球をFW宇佐美貴史がボレーで狙うと、ゴール前の吉田がコースを変えて日本の3点目を決めた。最後に自身のゴールについて聞かれると、「できれば頭で決めたかったですけどね。監督からもセットプレーで点を取ろうとミーティングで話をされていたので、できれば最初で決めたかったですけど、こぼれてきたのでラッキーでした。予選を通してCKやFKから点を取れればいいなと思います」と話し、今後もセットプレーから得点を取る意欲を示した。
By サッカーキング編集部
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