11日にトレーニングを行ったFW岡崎慎司 [写真]=兼子愼一郎
日本代表は11日、2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア2次予選のシンガポール代表戦を翌日に控え、試合会場となるナショナル・スタジアムで公式練習を行った。練習を終え、レスター所属のFW岡崎慎司が記者団の取材に応じている。
今シーズンからプレミアリーグに挑戦している岡崎は、このところ途中出場が続くなど、コンスタントにプレーする機会が与えられていない。そんな状況を受けヴァイッド・ハリルホジッチ監督もコンディションを不安視していたが、「普通にいつもこういう状況で日本代表として試合しているんで、コンディションは全然大丈夫だと思います。今までこういうことがなかった訳じゃないし、戦える準備はいつもできているんで。そのつもりで明日もいます」と、問題がないことを強調した。
新天地での経験については、「自分自身でもなにがプレミアの凄いところかっていうのはまだ判断できたわけじゃない。1シーズン通してそれは伝わるもの。ただ身体の強さだったりとか、プレーがオープンになったりしたときに個人の能力が必要になって来るとか、周りの選手のクオリティが高いとかは肌で感じる。いろんな部分を体験できているんで、ここ(代表)に来た時は伝えようと思わなくとも、自分が全力でやることでそれは伝わると思う」と話し、自らが感じたものをプレーで代表のチームメートに伝えていきたいと述べている
指揮官はマインツ所属のFW武藤嘉紀に岡崎と1トップを争わせる意向を示している。また今回のメンバーには鹿島アントラーズで好調を維持するFW金崎夢生が復帰を果たしており、激しいポジション争いが予想される。
「点を取るのが自分の仕事だと思っているし、自分のいるべき場所だと思っている」と主張する岡崎は、「誰ひとり(レギュラーが)確定した選手はいない。自分は1トップでやっていても毎回良いと思うようなプレーができていたわけじゃないし、点が取れていても、ひとつとして満足したことがないんで。そういう意味では、武藤だったり、ムウだったり質の高い選手と一緒に、高いレベルで勝負したいなと思います」と競争を歓迎し、さらなる向上心を見せた。
By サッカーキング編集部
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