アウクスブルク戦でハットトリックを達成した武藤嘉紀 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本サッカー協会(JFA)は5日、2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア2次予選のシンガポール代表戦(12日)、カンボジア代表戦(17日)に臨む日本代表メンバー23名を発表した。チームを率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、10月31日に行われたブンデスリーガ第11節のアウクスブルク戦で、プロ入り後初のハットトリックを達成したマインツのFW武藤嘉紀についてコメントした。
ブンデスリーガで日本人がハットトリックを達成するのは、当時フランクフルトに所属していた元日本代表FW高原直泰(現SC相模原)が2006年12月のアーヘン戦で記録して以来2人目。武藤の快挙達成にハリルホジッチ監督は「稀な選手だ。日本人で3点…これに関してはかなり嬉しい」と、世界の舞台で活躍していることを喜んだ。
武藤を今後も成長する選手の一人だと話し、「身長はそこまでないが、勇気やデュエルの面では成長している。彼の爆発的なスピードはかなりのものだ」と精神面、プレー面でも成長していると評価した。
また、これまではゴール前で決定機を外すこともあったが、ゴール前での冷静さが改善されていると分析し、「今は冷静さを取り戻した。若い選手なので得点を重ねれば自信を取り戻せる」と、さらなる得点の量産を予想した。