2015.09.24

U-18フットサル日本代表候補が茨城合宿を終える

フットサル専門誌Pivo!編集部⇒サッカーマガジン編集部を経て、フリーライター

文・写真=河合拓

 U-18フットサル日本代表候補は9月23日、茨城合宿の最終日を迎え、紅白戦を行った。この日はフットサル日本代表のミゲル・ロドリゴ監督も、トレーニングキャンプが行われたカシマスポーツセンターに姿を見せ、18人の若い選手たちのプレーに目を光らせた。

 練習は10時から始まり、冒頭ではミゲル・ロドリゴ監督が選手たちに挨拶。「フットサルを続ける選手たちは、トップリーグであるFリーグで活躍できる選手を目指してほしい」などと激励した。また、これまで主にサッカーをプレーしていて、今回の合宿で初めてフットサルの指導を受けた選手たちには、高校までサッカーも並行してプレーしていた現FリーガーのFP清水和也(フウガドールすみだ)を例に挙げ、フットサルの動きが学べることを強調。そして「学校の一つの科目だと思って、フットサルを学んで追いついてほしい」と、エールを送った。

 この場でチーム分けを決められた選手たちは、ウォーミングアップを行った後、いよいよ紅白戦に臨んだ。紅白戦は、25分のランニングタイムで行われ、これまでの合宿で取り組んだ練習の成果が出やすいように、守備は基本マンツーマン、キックインなどのリスタートの際には後ろに3人の選手を置くなどのルールが伝えられた。紅白戦のメンバー分けは、以下のとおり。

赤ビブス:GK山田正剛、FP米田圭孝、清水和也、内田洸介、市川宙、眞中佑斗、今川朋睦、生駒瑠唯。

緑ビブス:GK宮本拓、FP坂佳輔、伊藤圭汰、小幡貴一、二井岡嵩登、脇山蓮、菅谷知寿、植松晃都、金城宏樹、宮里侑希。

 開始直後、緑ビブスチーム(以下、緑)は攻めこんだが、FP植松晃都のシュートが右ポストを叩く。逆に3分には赤ビブスチーム(以下、赤)はCKからパスを受けたFP清水和也がシュートを放ち、先制点を決める。このゴールでリズムをつかんだ赤は、鋭い速攻を繰りだした。

 5分には高い位置でボールを奪ったFP眞中佑斗が、ショートカウンターをしっかりとゴールに結びつけて追加点。23分にはFP市川宙がFP内田洸介と高い位置でパス交換し3点目をマーク。その1分後にも市川はロングボールを受けると、胸トラップでボールを前方に転がす。スピードを殺すことなく一気に攻めこみ、自身2点目を記録。赤は4点をリードして前半を折り返した。

 後半も赤はFP今川朋睦と内田が良い連係を見せて緑ゴールに迫っていく。10分には内田のパスから今川がゴールを決めてリードを5点に広げた。

 緑もチャンスはつくっていたが、赤のゴールを守るGK山田正剛(府中アスレティックFC)の壁を破れない。それでも同11分には、FP脇山蓮(名古屋オーシャンーズU-18)のパスをファーポスト前に詰めていたFP宮里侑希(久御山高)が得点を決めて1点を返す。さらに1分後にも、GK山田に弾かれたシュートのこぼれ球を回収した植松が、ボールをゴールに押しこみ、リードを3点に縮めた。

 しかし、赤も譲らない。15分と21分には生駒のパスから市川が得点を記録。全日本ユース(U-18)フットサル大会で17得点を挙げて大会得点王に輝いた市川が4得点を挙げて、決定力の高さを示して代表定着に向けて強烈にアピールした。

 その後も効果的な攻撃を繰りだす赤は、清水がループシュートでGK宮本拓(クラーク記念国際高)の頭上を抜く場面もあったが、ゴールライン上で植松がクリアし追加点を与えない。このまま試合は終了して、7-2と大差をつけて赤が勝利した。

 ミゲル・ロドリゴ監督は「元々サッカー選手が多いため、攻撃のスピードも守備のスピードも速い。ただ、常に速いプレーをしていて、緩急をつけることができていなかった。それによって自分たちのゴール前でもミスをしやすくなり、試合をコントロールできない要因になっていたね。一人ひとりはすごくタレントがある。でも、集団としてはまだまだ機能していなかったし、フットサルを経験してきた選手たちと、サッカーしかプレーしていない選手では、違うチームになってしまう。一番の問題は守備だね。まだ分かっていないし、3回続けてフットサルの守備の練習をしたところで、それは身に付くものではない。まだまだ時間が必要だね」と、試合を見ての印象を語った。

 チーム始動後、最初の合宿を終えた小森隆弘監督は「今の段階で、計画どおりに把握したいものは、おおよそ把握できました。もう少し深めていくためには、もう1回、2回と必要ですが、次のグループと照らしあわせてからが大変でしょうね。良いタレントはいますから。でも、まだいるだろうとも思っていますし、そこは自分もマインドをオープンにしていないといけないところです」と、今回の合宿の感触について話し、まだまだ選手を発掘していくつもりであることも明言している。

 U-18フットサル日本代表は、12月にも2度目の合宿を行う予定となっている。その合宿には今回呼ばれた選手の一部のみを呼び、メインは新しい顔ぶれになる。そして今回と次回の合宿から選抜する形になるメンバーでの合宿となる3回目以降の活動から、本格的にアジア制覇に向けて動きだすことになる。

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