シンガポール代表と引き分けた日本代表 [写真]=兼子愼一郎
ロシア・ワールドカップのアジア2次予選が16日に行われ、日本代表とシンガポール代表が対戦。日本はホームで猛攻を仕掛けるも、相手堅守を崩せず、0-0のドローに終わった。
日本を苦しめたシンガポール代表のベルント・シュタンゲ監督は、試合後の会見で「日本は素晴らしい攻撃をした。90分間攻撃し続け、良いアタックだった。私としても攻撃が好きだが、守る必要があった。くだらないファウルはするなと言い聞かせていた。しっかりと正しい守りをして、自分たちをコントロールした。我々は世界ランク156位だ。相手の攻撃にやれることをするしかなかった」と試合を振り返った。
また「誇りに思っている」と番狂わせの結果に満足感を示し、「ただ日本の攻撃が残念だったことはない。GKが素晴らしく、そして我々には運があった」とGKイズワン・マフブドのパフォーマンスを称えた。
終盤、日本が3人の攻撃選手を投入したことについては、「日本代表の監督、コーチは非常に経験が豊富で、正しい選択をしたと思う。試合が進むにつれ彼らにはフレッシュな選手、足を投入する必要があった。ヨーロッパでの長いシーズンを終えたばかりで疲れていたであろう。自国の試合だけでなく、チャンピオンズリーグやカップ戦もあった。疲労感もあった」とコンディション面を指摘。「それから、少し集中力が欠けていたかもしれないし、過小評価していたかもしれない。ただ、監督は正しい選択をした。我々はカウンターアタックをしてもっとセンセーションを起こせたらと思ったが、そこまでには少しパワーが足りなかった」と続けた。