9日の練習に臨んだDF太田宏介(中央右) [写真]=兼子愼一郎
11日に行なわれたキリンチャレンジカップ2015でイラク代表と対戦し4-0で勝利した日本代表は、一夜明けた12日に埼玉へ移動しトレーニングを行った。練習後、FC東京に所属するDF太田宏介が記者団の取材に応じている。
イラク戦では出番のなかった太田は、「今日も負荷の高いトレーニングをできてよかったし、コンディションも自分の中で良いと感じているので、とにかく続けていくことが大事かなと」と、良い調子を維持しているとコメント。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督と話をしていた場面については、「普段のJリーグの試合も見てるからってことと、細かいチームの守備のことだったりとか。あとはもっと相手にクロスを上げさせないようにすることとか、細かいことを指摘されました」と明かした。
シュート練習では精度の高いキックを見せてガッツポーズも出ていた太田。「2連チャンで神コースに決めておきました(笑)」と冗談交じりでコメントすると、「集中しながら試合では見られないようなシュートを打てたので、いいイメージがつきました」と収穫を語った。
さらにゲーム形式の練習では、太田のクロスからFC東京で同僚のGK権田修一がまさかのヘディング弾を見せた。太田は、「ゴンちゃん(権田)、喜んでましたよ。最初はフィールドだったから戸惑ってたけど、自画自賛してました」と明かすと、権田には「オレのクロスが良かったんだって言っときましたけど(笑)」とコメントした。
イラク戦ではDF長友佑都がハリルホジッチ対戦で初出場を果たしたため、ますますサイドバックの競争が激しくなってきた。太田は、「みんなが競争し合いって、いい雰囲気で緊張感の中でやれていると思うんで、外で見ているだけじゃなくてそこに食い込んでいかなければいけないと思いますし、明日も続けてやっていきたいなと思います」と、ポジション確保に意気込みを語った。
日本代表は16日に、ロシア・ワールドカップのアジア2次予選初戦でシンガポール代表と対戦する。