イラク戦でフル出場したDF吉田麻也(中央) [写真]=Getty Images
AFCアジアカップ オーストラリア2015のグループリーグ第2節が16日に行われ、グループDでは日本代表とイラク代表が対戦。日本は23分、自ら得たPKをFW本田圭佑が決めて先制する。再三チャンスを作り出すも、追加点は奪えず。最後までリードを守り切った日本が1-0で勝利を収めた。
試合後、サウサンプトン所属のDF吉田麻也は、PKでの得点のみで勝利した試合に対して「点が入らない日もあるし、そういう時は後ろが耐えるべきだと思う」とコメント。さらに、「チャンスを作らせる機会もなかったし、耐えるところで耐えられた」と守備面を評価するも、「2点、3点取れていればもっと楽にできたかなと思う」と攻撃面には満足していない様子で、「正直、手放しに喜べる試合ではなかった」と試合を振り返った。
そして、FKを与える場面が多かったと記者に指摘されると、「それに関してはレフェリーのことを言って、罰金を取られてしまって奥さんに怒られるので言いたくない(笑)」とコメント。しかし、審判に関して「僕らが慣れるべきなのか、レベルが上がるべきなのかどっちが正しいのかわからない」と苦言を呈すると、「明日、明後日でレフェリーの判断基準が劇的に変わるとは思わないので、賢くプレーしなければいけないなと思います」とレフェリーにも対応していくべきだと主張した。
イラク代表に勝利し2連勝となったが、決勝トーナメント進出は最終節に持ち越された。「突破したかしてないかは気にしていない」と明かす吉田は、「突破どうこうではなくて、チームとして少しでも多くのものを作り上げていかないといけない」とし、「アジアカップ終わってからワールドカップ予選もすぐだし、もっともっと成長していくためにヨルダン戦も勝ちにいきたい」と今後に向けて次戦に臨むと語った。
日本代表は20日、グループD首位で最終節のヨルダン代表との対戦に臨む。