2015.01.13

本田、武藤が別調整も次戦は問題なしか…代表150試合目の節目に挑む遠藤保仁

練習後にはファンサービスを行った日本代表 [写真]=兼子愼一郎

 遠藤保仁(ガンバ大阪)、岡崎慎司(マインツ)、本田圭佑(ミラン)、吉田麻也(サウサンプトン)の得点で4-0でパレスチナを下し、2015年アジアカップ(オーストラリア)連覇に向け、まずは順当な滑り出しを見せた日本代表。その初戦から一夜明けた13日、彼らはニューカッスルの練習場で16日のイラク戦に向けたトレーニングを行った。

 前日のスタメン組と後半頭から出た清武弘嗣(ハノーファー)がクールダウン、それ以外の選手がボールコントロールやシュート、ミニゲーム、GK3人がGK練習と、この日は3グループに分かれた調整となった。ただ、本田と武藤嘉紀(FC東京)はランニングもせず、トレーナーから入念なマッサージを受けていた。本田は「個人的に違う調整をした方が自分自身にとっていいという判断だった」と、奥歯に物が挟まったような言い回しだったが、次戦に支障はなさそう。武藤にしても「そんなに大事じゃないんで大丈夫」と、プレーできる状態であることを強調していた。

 練習後には選手たちが集まったファンに気軽にサインに応じるなど、リラックスムードが流れる中、パレスチナ戦で貴重な先制弾を叩き出した遠藤も後半途中にお役御免となったせいか、そこまで疲労感がない様子。「交代は自分の体に問題があるわけじゃない。プランに入っていたんじゃないですか」と涼しい表情で語り、決勝までの6試合を戦い抜けるフィジカルコンディションが整っている自信を漂わせていた。

 まさに天職と言っていいインサイドハーフという理想的なポジションと出会い、遠藤は水を得た魚のようにイキイキしていた。パレスチナ戦でもミドル弾のみならず、精度の高いサイドチェンジにスルーパス、タメを作りながらの組み立てなど多彩な役割をこなしていた。

「ジーコさんの時も結構自由にやってましたけど、今回くらいいろんなポジションチェンジをする感じでもなかったですし、攻撃の形や狙いをある程度、練習で試しながら、トライするかしないかは自分たちの判断で自由にやってるので、前の選手は楽しくプレーしていると思います。固定しているのは岡崎と長谷部(誠=フランクフルト)くらい。選手がかぶったりしない限りは自由を与えてくれる監督かなと思います」と、ハビエル・アギーレ監督の攻撃の自由度の高さを、彼は非常に前向きに捉えている。

 その遠藤は次のイラク戦で記念すべき国際Aマッチ150試合目を迎える。次は1次リーグで最強の敵との対戦だけに、圧倒的な存在感を示している彼が先発でピッチに立たないはずがない。

「なかなか100を越える選手も少ない中で次に出れば150。まだまだ伸ばしていきたいとは思っていますけどね。50はひと区切りでも、まだ代表のユニフォームを着て試合に出続けたい気持ちはあります。代表入った時は50試合、100試合が目標とは思っていなかったので、伸ばせる限りは伸ばしたいし、代表の試合は何事にも変えがたいものがあるので、常にそれを味わっていきたいです」

 この調子なら150を超えて、160、170と記録をどこまでも伸ばしてしまいそうな気がする。今月28日に35歳の誕生日を迎えるとは思えないほど遠藤は好調だ。2014年ブラジルワールドカップの最終戦・コロンビア戦(クイアバ)で出場機会なしに終わった時、彼の代表キャリアは終焉を迎えるのではないかと見られたが、その予想を見事に覆した。そういうタフな男が、若手のいい見本として、イラク戦でも中盤をコントロールしてくれれば、日本は確実に勝利に近づくはずだ。

文=元川悦子

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